水を固める樹脂素材の紹介です。
災害発生時に想定される「水インフラの不通」「電気が停止することによるトイレの水洗機能の停止」に対処すべく、今回の商品を購入しました。
では早速その内容をレビューしていきたいと思います。
防災用品としての高吸水性樹脂について
高吸水性とかいうと何だか難しく聞こえますが、要は「おしっこを固める粉末」です。
これを一つまみ水の中に入れると、たちまち「ぷるぷる」のゼリー状になって燃えるゴミに捨てることができる優れものです。
トイレ防災グッズとしての吸水素材そのものは、該当のセットに含まれていることが多いのですが、今回はこれのみを買うことにしました。
Amazonで購入、価格は1,550円です。
一キロの大容量を2つに分けて送られてきました。
これだけ見ると、完全に何かヤバい系の粉に見えますね(笑)
でも安心してください。
ちゃんとした化学メーカーさんが作った吸水粉末ですから。(以下リンク)
説明書がちゃんとついています。
けっこう大き目の袋に入っています。
簡単でしたが、商品の概要はここまで。
いよいよ、その実際の吸水感を実物で確かめてみようではありませんか!
高吸水性樹脂の実践レビュー
まずは粉の見た目をどうぞ。
匂いは特にありません。
スプーンで一すくいしてみましょう。
細かい粒子ですね。
この粉をコップに満たした水に入れて固めることにします。
説明書には「〇〇mlに△グラムの粉を・・」とありましたが、基本的になんでも目分量で事を済ませてしまう私はこのときもコップに適当に水を入れて、スプーンに適当に入れた粉を投入です。
適当に入れた水
適当にスプーンに載せた吸水粉
入れましょうか?
ドバッと!
おおおお!
なんとすぐに水が固まってしまいました!
逆さにしてもこぼれません。
中はどんな感じでしょうかね?
柔らかいシリコン状の固形粒子に変化しています。
柔らかくてプルプルしてますよ。
今は透明な水ですが、災害時には手のひらの上のこの「プルプル」がおしっこの黄色いそれに変わるわけですよ。
トイレが使えない被災時にはおしっこを流すことができなくなるので、この状態にできればかなり助かりますね。
このままビニール袋に入れてゴミ箱に捨てるもよし、家族同士で投げ合って遊ぶのも良し!(大惨事になりますが)
まとめ
阪神淡路大震災で断水したときは、リアルにおしっこや大便を処理するのに苦労しました。
【災害体験】20年前の阪神淡路大震災で体験したこと、感じた事
おしっこはバケツの水で流していたように思いますし、大便は新聞紙に詰めてポリ袋に入れて専用のごみ捨て場に捨てていたように記憶します。
冬場だったので大便も小便も腐敗が進まずに済んだのですが、これが気温の高い夏や春なら「エライ」ことになっていたとは容易に想像できます。
そんなときに高給水樹脂。
人間だけでなく、ペットのおしっこにも利用できるので便利ですね。
わずかな量(小さじスプーン半分程度)で本当に速攻で固まりますし、小便の処理に関してはこれがあればまずは安心といえるでしょう。
長期戦では防災セットの吸水樹脂では足りなくなることが予想できますから、個人用としても家族用としても、まやは自治体などの防災備蓄としても使えるアイテムだと思いますので、ぜひとも揃えて置いて間違いのない防災グッズの一つですね。
いざというときの「おしっこ」の処理にぜひ!
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