災害時やアウトドアの水不足のための非常用ツール「浄水器」です。
野外活動中に水が足りなくなったり、地震や台風などで電気が止まって水道水が使えなくなった時に役立ちます。
水は生命の維持に欠かせないものなので、これがなくなることはすなわち「死」につながります。
そのときのために備蓄が大切なのですが、問題というのはいつでもどこでも生じるのです。
山登り中で水が無くなったとき、近くに川が見えた・・
備蓄用の水を準備していても消費期限が切れている・・
備蓄水では足りないので雨水を溜めて使いたい・・
そもそも水の備蓄をしていないので、生活用水を使って飲み水を確保したい・・・
などなど。
いわば「飲料水以外の”水”を再利用する必要性」ですね。
そんな想定のもとで、今回選んだツールが「浄水器」。
アウトドアや軍隊でも使われる「緊急・野外活動時の飲料確保」のために発展してきた「浄水器」は、もちろん防災用にも利用できます。
今回はそんな浄水器のメジャー3ブランドを紹介したいと思います。
携帯用浄水器おすすめ3ブランド
スーパーデリオス
ペットボトル式で持ち運びしやすく、登山で利用している人が多いです。
浄水機能は活性炭を利用したフィルター。
フィルターは交換式で、浄水機能が衰えてきたときに変えられるようになっています。
ショップではフィルターも別売りで販売していましたが、本体よりもそちらの方が高かったので「ええ!」と思ってしまいました(笑)
安全シェイバーの交換刃のようなものですね(これも本体よりも値が張る)
とはいえ、実際のアウトドア活動でも活用されているということで、信用がおける感じがします。
ひとまずは第一候補にさせてもらいました。
・0.1ミクロン高精度フィルター、繊維状活性炭を使用
・軽く押して搾るだけで、約18秒で300mlの水をスピード浄水できる
・畳めばポケットに入る
・使用可能な水⇒魚などの生物が生息している河川の水、ポリタンクなどの溜め水、入浴剤などが入っていない風呂水、トイレタンクの水、プールの水、雪解け水、雨水
・Amazon参考価格:2800円~
mizu-Qシリーズ
浄水用ストローから携帯用浄水器、背中に背負える大型浄水器と幅広くシリーズ化しているmizu-Qです。
ストロー型は内部に浄水機能を備えていて、そのまま吸うだけで飲むことができます。
水道水以外の汚水では、添付の浄水粉末を投入することで、より安全に水を浄化できるようになっています。
さらにストローをペットボトルに差し込めるように改良されたタイプもあり、手軽に浄水を可能にできるストロー式は子供にも使えそうで便利です。
ストロー型「mizu-Q」
・使い切りタイプ、塩素や大腸菌を除去、魚が住める淡水は浄水可能、100リットルまで浄水可能
・Amazon参考価格:2000円~
携帯用ストロー型「mizu-Q,P」
・ペットボトルに取り付けるタイプ
・活性炭で浄水
・大腸菌や塩素を除去
・添付の浄水剤「AQUAQU」で浄水機能をアップ
・Amazon参考価格:3000円~
背負い型「mizu-Q,500~」
・手動式ポンプで電源の必要なし
・中空系0.04μ精度のフィルターを使用
・水道基準法で飲み水としての利用可が証明されている
・Amazon参考価格:90,000円~
ビーフリー
最後に紹介するのが、大手アウトドアショップの登山コーナーで紹介されたスイスブランド「カタダイン」社の浄水器です。
1928年に創業した浄水器の専門ブランドということで、登山を行う方の間では有名なメーカーとなっています。
世界各国の軍隊や公的機関でも採用実績があるとされ、自然災害の現場で実際に人命救助に使われているほど信頼性の高い製品。
実際にその機能性も高く、ペットボトル型の様式で本体の重量が75グラムとかなり軽めです。
容量も大きいもので1ℓは可能。
高性能フィルターを使用しているために、浄水能力もかなり高めです。
水道水はもちろん、きれいな川の水でも簡単に洗い流せるので、手入れは簡単。
アウトドアだけでなく、防災にも十分に使えそうですね。
・0.1ミクロンのホロファイバー膜
・有害な微生物やバクテリアを除去
・ボトルに水を詰めてギュッと強く握ると、圧力で水がフィルター孔を通過して浄水
・Amazon参考価格:5700円~
以上が気になった携帯用浄水器ブランドです。
他の2ブランドに比べ、mizu-Qシリーズが特に防災用に特化しているような感じがしますね。
使い勝手や耐久性、実際の浄水機能は使ってみないと分からないので、購入後に要テストです!
まとめ
20年ほど前に日本で防災グッズの市販が少なかったときは、通販でアメリカの会社から浄水用の錠剤を買ったことがありましたが、今は浄水器の種類がかなり豊富になっていて驚かされます。
一番驚いたのは、mizu-Qの背負い型浄水器で、あれはちょっと欲しいなと思いましたね。
9万円台と高いので難しいですが、もし余裕があれば一度購入して、家族やご近所さんに飲ませてみたいと秘かに考えていますよ。
今回は私が直接ショップで発見したり、店員さんに紹介されたものを紹介させてもらいました。
他にも多くの携帯用浄水器が市販されていますので、またチェックして取り上げていきましょう。
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