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非常食に使える硬派なドイツチョコ「ショカコーラ」実食レビュー

2023年11月25日

ドイツの缶入りチョコレート「ショカコーラ」の紹介です。

軍隊で糧食として使われてきた歴史があり、防災やアウトドアに使えるのかなと興味をもち、購入しました。

赤のタイプがビター、青のタイプがミルクです。

今回はそんなショカコーラの歴史と味わいを紹介していきたいと思います。

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ショカコーラの歴史

その歴史は戦前のドイルにさかのぼります。

以下に主だった歴史の流れを紹介していきますね。

・スポーツでの栄養補給用の食品として1935年にドイツで製造が開始され、1936年の夏季オリンピックにも導入された。

・第二次世界大戦では、ドイツ軍の戦闘糧食(レーション)として採用された。

・戦時中には、チョコの眠気覚ましと集中力向上、緊急時の栄養補給の効果を期待され、ドイツ空軍のパイロットやクルー、陸軍の戦車兵、海軍のUボートの乗組員に支給された

・現在もドイツ国内で製造されている

・容器も内容物も、製造開始当時から変わっていない

・変わったのは、円形状だったのがピザ状に切り分けられたこと、容器のデザインである

・コーヒーと磨り潰したコーラの実が加えられており、チョコレート(Schokolade)、コーヒー(Kaffee)、コーラの実(Kolanuss)の3つが、ショカコーラ(Scho-Ka-Kola)という名前の由来になっている。

・コーヒーの風味が強く、苦みがあって甘みは少なめ

・カフェインの含有量が多く、眠気が覚め集中力が高まるという効能がある。

・現代では甘みを増やしたミルクタイプもある

(参照元:Scho-Ka-Kola - Wikipedia)

軍用に開発・流通していたので、まさに「非常食」そのものですよね。

ドイツらしく頑固一徹に昔ながらのデザインと味わいを残しているというのも面白いです。

カフェインの「眠気覚まし」「栄養」がチョコに練り込まれているも、元気を与えてくれて「非常時」に向いているのかなと。

実際に原料に強いカフェイン成分やカフェインが含有されたコーラナッツが含まれていて、カフェインの量も「200mg」という、通常のチョコ(30mg)やコーヒー(60mg)、エナジードリンク(30mg)をはるかに超えています。

まさに非常時のためのチョコという雰囲気が満タンですよ。

では商品の実際の写真と実食レビューをみていきましょう。

ショカコーラ・ビターの実食レポ

伝統のショカコーラです。

まるで浅田飴のような缶タイプ。

ドイツ製らしく、しっかりした造りです。

ショカコーラをショカコーラたらしめているコーラの成分が、原材料にもはっきりと「コーラナッツパウダー」として明記されています。

では中身を拝見。

かなりビターなカカオの香りがきた!というべきでしょうか。

少し臭みのあるカカオマスの野趣溢れる匂いがするというか・・

正直、薬っぽい匂いです。

二段重ねになっており、なかなかの量が確保されていますね。

そしてこれが一切れ。

かなり硬質な造りです。

ベルギーやイタリア、フランス、オーストリアの上品なチョコとは真逆の「ハードボイルドなチョコルックス」が素晴らしすぎます。

初めにかなり固めの三角チョコレートを噛むと、最初のカカオマス臭さから一転して、苦味のあるビターな味わいがパッと広がる感じがします。

言い換えれば、焦げたパンのようなビターさですが、食べ進めるうちに甘味も出てくるので心配ありません。

コーラが含まれているということですが、正直その存在はあまり感じませんね。

とはいえ、普通のビターなチョコレートにはないパンチ力のある奥深い味わいは感じるので、これがコーラの成せる技なのかもしれません。

といいつつ!

後味にうっすらとですが、コーラらしい風味が到来したので、これがそうなのかもしれません。

ビターかつ薬味のきいた味わいですが、意外に甘味もしっかりあり、総じて美味しいと思える味わいといえるのではないでしょうか?

ショカコーラ・ミルクの実食レポ

次はミルク味です。

こちらは青の缶。

やっぱり浅田飴にしか見えません。

原材料ですが、材料そのものの内容はビターとなんら変わらず。

ただ配合されているカフェインの量に関する表記が少し異なるので、ひょっとしたらこのへんの違いが味や効果を分けるのかもしれません。

そして中身。

ビターに比べて全体的に白がかかった感じです。

二段重ねも変わらず(赤と同じなので写真は省略しています)

では一切れを取ってみましょう。

やはり黒みが少ないですね。

これこそが苦み成分の量の違いを表すのでしょうか。

香りですが、ビターほどは強くありません。

そして一噛みすると、意外なほど甘い風味が広がります。

そのあとすぐに薬味の効いた風味が広がる感じが。

ビター味でもふと感じたことですが、この薬味成分こそがコーラの実の風味そのものなのでは?(はっきりとは分かりませんが)

ともあれ、味わいそのものはビター味に比べると、随分マイルドで、比較的食べやすいと思います。

むしろ甘さが強調されるから、ビターが好みの自分的には、ちょっと甘すぎるかなという印象ですかね。

後味もけっこう甘く、その後ろに薬味っぽい風味がついてくる感じです。

くどくはなく、コーラとカカオマスの成分が味を引き締めている感はあるので、ただの甘ったるい海外チョコとは一味も二味も違います。

まとめ

強カフェイン入りのチョコレートということで、通常のチョコとは一味違った雰囲気を味わうことができました。

何よりも容器が缶というのが素敵です。

保存にも良いですし、衝撃にも強くて、持ち運びに便利ですよね。

味わいは見た目と同じで「硬派」そのもの。

少し固めの食感が印象的で、想像してた通りのドイツの軍チョコという粗削りさが興味深いです。

上手く保存すれば非常食として十分に使えるので、ぜひ災害時のお口の友として、元気になるスイーツとして備蓄されることをおすすめしますよ^^;

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