大型地震などの災害時は停電はもちろん、水道管が寸断されたりと、水不足になりやすくなります。
そのときに自治体や国からの救援で水が配給されるまでは、手持ちの水で耐え忍ばいければいけません。
まずは生存のために必要な「飲料水」をまず確保し、次に調理用だったり、排せつ用の流し、体を洗う、歯を磨く、食器を洗うなどがきて、最後に「服を洗う」ための水が必要になるかと思います。
これが冬場であれば、発汗も少ないし湿気もほぼないので、服は洗わなくてもなんとかなります。
私も阪神淡路大震災で被災したのは真冬だったので、洗濯には気を配らなかったと思います。
水が不足しやすい災害時で困るのが洗濯物。自分が被災した時は、冬場だったのでそこまで気になりませんでしたが、これが汗が出やすい春や夏場だと大変じゃないかと思います。中でも一番肌に密着しやすい下着の処理は問題。これを解決するには・・#防災 #洗濯
— 街の防災研究家 (@bousaitarou) March 27, 2021
春や夏の時期に被災してしまうと、水が不足して洗濯に使えないうちは「服の汚れ」、とくに「下着の汚れ」がかなりのものになることは簡単に想像できますね。
これを解決するのが「使い捨て下着」ということなんですよ。
目次
使い捨て下着のコスパの良さ!
紙製なので使い捨てが可能ですし、もちろん洗濯の必要も紙下着。
紙下着はもともとエステサロンやマッサージ店に置かれていることが多いですが、これが災害用にもなかなか良い働きをしてくれそうです。
実のところは、私も阪神淡路大震災以来、避難生活を要する災害に遭ったことがありません。
なので実際の使い心地は不明。
でも理屈から考えると「水が不足する時に、洗濯しないでいい紙の使い捨て下着は役に立つ」ということは簡単に想像できますよね。
ということは、防災グッズの一つとして、使い捨て下着は必要なんじゃないかなと思うんですよ。
であるからにして、これからネットで見つけた使い捨て下着を紹介するとしましょう。
*最後に「百円ショップ・ユニクロの下着についての考察」「エコ系下着の紹介」を加えています。
使い捨て下着おすすめ【3点】
ペーパートランクス
紙の下着です。
男女共用で不織布でできています。
マスクでも使われている素材ですね。
30枚入りで2,000円程度で、かなりお得です。
色合いも黒なので目立たないのもポイント。
ただ「透けてしまう」ので、そこは注意ですね。
マスクと同じ生地なので、透ける感覚は分かると思います。
なのでパンツ一枚ではうろうろしないことをおすすめします(笑)
レディース用ペーパーブラ&パンツ
同じく不織布でできた紙の下着です。
黒と違って透ける度合いはそこまでかもしれませんが、それでもマスク生地は変わらないので、こちらも下着のままでうろうろしないほうが宜しいですね。
自分用以外ではエステなどでお客様用に使うパターンも多いようです。
価格はブラとパンツでそれぞれ1,400円前後。
どちらも50枚なので、使い捨だとかなりお得ですね。
リリーフパンツタイプ「超うす型」まるで下着
花王の紙おむつです。
「え?下着じゃないの?紙おむつなんてお年寄りの身につける物じゃ?」
と思った人もいると思いますが、いえいえ、これが意外に伏兵なんですよ。
限りなく下着に近いフィット感をもっていて、薄型設計なのでお尻まわりも目立たない、足回りもすっきりしていて動きやすいという優れもの。
そしてなんといっても最大のポイントが「尿漏れしても大丈夫」なところですよね。
もともと介護向けのおむつなので尿をしっかり吸収してくれますし、水が不足しやすい災害時ではトイレの使用や汚れ物の洗濯が制限されるので、「使い捨て可能」「尿漏れOK」な紙おむつはハイコスパな「防災用の下着」になるということ。
42枚入り、サイズはM~Lで価格は2,480円なり。
薄手で肌にフィットするタイプですから、ズボンをはいても「おむつ」と分からないところも高ポイントですね。
実はすごく役立つリリーフパンツタイプは非常時の使用におすすめですよ。
百円ショップやユニクロの下着はOK?
以上が使い捨て下着の紹介です。
災害用はもちろん、旅行やキャンプでの使用にもおすすめですかね。
素材も不織布だから、捨てたとしても環境的に有害にならないのもポイント。
コスパ的には他の下着と比べてみると、
「百円ショップで売っている下着はどう?」
「ユニクロの下着でもいいんじゃないか?」
という意見もあると思います。
百均のものは確かにありだと思いますね。
下着一つにつき100円というのが、原価と照らし合わせて「コスパが良いのかどうか」は判断が難しいところですが、普通の下着で考えると安いのは確か。
なので10~30枚ほどまとめ買いしても「1000円~3000円」の値段で済むのであれば万々歳でしょう。
一方のユニクロはさすがに2,000円程度なら5枚から10枚ほどが限界です。
しかもちゃんとした素材でできているので、一回使って捨てるにはあまりにももったいなさすぎる気がします。
なので、コスパ的にはいえば圧倒的に紙の下着、次に100均ショップの下着がベターになりますね。
今回紹介した使い捨て下着の良いところは「下着を売っている百均ショップが近くにない」「ネットで気楽に買える」ところ。
そこが店舗で買う場合との違いとメリットですね。
私の場合は近くにある百均ショップは下着を売っていないので、ネット購入です。
もし購入を考えているのであれば、それぞれの状況に応じて判断してくださいね。
竹でできたエコ下着ウェアも宜しいですよ
最後になりますが、エコ素材の下着もおすすめです。
ヘルシーさと快適さ、地球環境への優しさを考えるならば、エコ系の下着を防災やアウトドア用にもっておくのも一つのアイデアですよね?
そんなブランドの一つ「BOODY」はエコ先進国オーストラリアで生まれたブランドで、「人と地球にやさしい」をコンセプトに、環境負荷の少ないサステナブル素材「竹」を 原料にしたウェアを取り扱っています。
エココンシャスな20〜40代の女性をメインターゲットに、着ごこちの良さに注力した 快適で健康的なインナー&ウェアを展開しているだけでなく、 メンズ、ベビーの取り扱いもあります。
季節や着用シーンを選ばず使えるデイリーアイテムが、お手頃価格でありながら 贅沢を感じられると好評ですよ。
その特徴は、
・ シルクのようなやわらかさと上品な質感
・ すぐれた通気性と吸湿性
・ 防臭効果を発揮する抗菌性
・ 肌への刺激が少ない低アレルギー性(皮膚科でも取り扱いあり)
・ 静電気を防ぐ効果 *静電気の健康への影響が注目
ということ。
環境への影響をできるだけ減らしたいという思いは、エコに関心の高い層からの支持が高く、プラスチック素材を一切使わない商品パッケージと、配達時の梱包方法は SNSで紹介されています。
使い捨てとは真逆の発想になりますが、質感が良く低アレルギー性の下着は、長い視点で心身の健康に大きな影響を与えるのでは?
体や環境への意識の高い方にぜひともおすすめしたいブランドですね!