防災用ヘルメットの紹介です。
地震などの災害発生時は家屋の倒壊や、構造物の落下など、様々な危険が頭部に集中します。
人体の中でも最も守らなければいけないのが部分なので、何はともあれ頭部の保護が先決です。
そんなときに安全ヘルメットは頭部を確実に頑丈に守ってくれるだけでなく、両手が空くので避難する際の安全確保により注意を割くことができます。
今回は防災用の安全ヘルメットの概要と、購入して良いなと思ったものを「4点」紹介していきましょう。
国家検定合格品の防災ヘルメット3選+1
ミドリ安全 へルメット クリアバイザー 通気孔付
・東京都渋谷区に本社を置く安全保護具・衛生に関連する用品・機材メーカー
・企業規模としては安全衛生保護具業界最大、安全靴、ワーキングウェアでは国内トップシェア
・国家検定合格品
・墜落時保護用/飛来・落下物用
・工業用プラスチックの中でも高い耐衝撃性と耐熱性を示す樹脂を使用
・通気性に優れていて涼しい
・内装着脱が簡単
・ワンタッチで交換可能
・電気絶縁性に優れている
・被り心地の良いバンド
・雨水を排出するレインガードつき
・脱脱げ防止機構を採用
・サイズがゆったりしているので、頭の大きい人にも合う
谷沢製作所 エアライト 2層構造ヘルメット
・東京都中央区に本社を置くヘルメットの老舗メーカー
・安全ヘルメットに使われるラチェット式のヘッドバンドを初めて採用した
・国家検定合格品
・落下物用 墜落時保護用
・前部と後部に大きな通気孔とエアライト内装を施し、通気性を確保
・2層構造で内部の雨水・突起物の侵入を防ぐ
・雨だれ防止用の溝つき
・サイズ調整に片手で操作可能なEPAを搭載
・テープ型内容で通気性に優れ、被り心地が良い
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【谷沢製作所のヘルメット】フィット感と深めの被り心地が良いです
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トーヨーセーフティー 折りたたみヘルメット
・兵庫県三木市に本社を置くヘルメット、保護具の専門メーカー
・国家検定合格品
・飛来・落下物用、堕落時保護用
・頭頂部を取り外して収納するタイプ
・組み立てが簡単
・コンパクト収納で携帯に最適 ・作業現場でも使用できる
・カバンに収納
・引き出しに収納
・通気孔もあり、数る折り畳みヘルメットの中でも各段に快適
番外編:アウトリーチ 段ボールヘルメット
段ボール製のヘルメットです。
NHKの「超絶凄ワザ!」で取り上げられたもので、耐熱性に優れた素材(シリカ性皮膜)を使用し、強度と柔軟性を可能にした独自設計で仕上げた段ボールヘルメットは、見た目以上に優れた機能を発揮してくれます。
各種実験で通常の安全ヘルメット並みの耐久度を発揮したほか、軽量で段ボール素材独特の柔らかさで折り畳み・収納が容易になることや、そのまま枕代わりに寝れるという多機能性が最大の魅力。
私も購入しましたが、確かに強度と枕としての使用感は非常に優れていると思いましたね。
最大の欠点は見た目。
どうしたって「さかなクン」にしか見えない外観は、もう少し改良の余地があると思いました(笑)
大人が被るにはちょっぴり恥ずかしい分、むしろ子供用の防災ヘルメットとしては使い勝手は良いと感じます(番組でも小学校で採用しているところが放映されていました)
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軽くて伸縮性がすごい!段ボールヘルメットの購入レビュー
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水害時は穴あきタイプのヘルメットを
台風や豪雨の水害のときに身につけるヘルメットは「水抜き用の穴が開いた」ヘルメットを選ぶ必要があります。
なぜなら流水がヘルメットに流入した時に、水圧で首が締まる危険があるからです。
上記で取り上げたヘルメットのうち「通気孔」がついているタイプを選んでおけば、間違いはないと思います。
安全ヘルメットの保護規格について
作業用に必要な安全性を満たしているか、衝撃や落下に耐えられるか、などの試験を経た規格品だけが、より確実に安全に頭部を守ってくれます。
そのための規格についての概要が以下になります。
【保護帽の規格について】
・頭部損傷、あるいは頭部感電による危険を防止または軽減するために使用される保護具
・厚生労働省が定める「労働安全衛生法第42条」の規定に基づく「保護帽の規格」に適合したもの
【検定試験】
・耐貫通性試験⇒飛来・落下用、墜落時保護用
・衝撃吸収性試験⇒飛来・落下用、墜落時保護用
・保護帽の耐電圧試験
こうした各種試験を通過して合格したものだけが、国家検定規格として市場に出回ります。
今回紹介した正規のヘルメットはどれも規格品を取り上げていますので、最低限の安全規格はクリアしているものになります。
今回取り上げたヘルメットは3種類すべてがこうした検定に合格しています。
まとめ
おすすめの防災ヘルメット3点+1を紹介させてもらいました。
ヘルメットは大切な頭部を災害時の落下物や倒壊物から守るための大切な防災グッズです。
安全性や耐久性が確保された国家検定合格品を選ぶのが基本になります。
そのうえで用途に応じたヘルメットを揃えてサブ使用にするのも、何があるか分からない非常時への幅広い対応になると思いますね。
安全で安心できるヘルメットで自分や家族の身の安全を守っていきましょう。