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防災頭巾の意味とおすすめメーカーの商品3選を紹介

2022年11月12日

災害時に頭や首を守る防災グッズです。

戦前や戦時中の防空頭巾に由来があると言われています(空襲から頭を守るため)

ただ通常は災害時はヘルメットをかぶるのものですよね?

でも時々ニュースなどでは、防災頭巾をかぶって防災訓練を行う映像が流れたりします。

「防災頭巾って、いつ使うんだろう?」

そんな疑問を私自身が以前から持っていましたので、今回そのことについて調べた結果と、その上で「このメーカーのものがおすすめ」という防災頭巾を紹介していきたいと思います。

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防災頭巾を被る意味

防災頭巾を被った防災訓練のニュースのほとんどは「幼稚園」「小学校」になっています。

全国の学校について調べたわけではないのですが、調べた限りの情報では上記の環境での使用がほとんどだと思います。

災害時の頭部の保護は断然「ヘルメット」のほうが安全確実だと思うのですが、あえて柔らかい防災頭巾を使う意味がいまいち分かりません。

文部科学省でも防災教育の指針ではっきりと「防災頭巾」「ヘルメット」の着用について述べたことはないようで、あくまで現場の学校に任せるという形をとっているようです。

国はどちらとも判断を示さない。文科省男女共同参画共生社会学習・安全課は「多様な災害リスクは地域によって異なる。一律に決めるより、各自治体に任せた方が良い」と話す。

仙台市教委教育指導課は「ほとんどの小学校が頭巾を採用しているようだが、ヘルメットは聞いたことがない。各学校の判断であり、実態は把握していない」と言う。学校防災のアップデートはどこが責任を持つのか、曖昧な現状も浮かび上がる。

引用元:小学校の防災頭巾、効果ある?ヘルメットではだめなの?(河北新報オンライン・2021年12月15日)

上記の記事内でも、専門家の間では「ヘルメットのほうが安全」「防災頭巾のほうが頭部以外の部分も守れる」と意見が分かれているみたいですね。

個人的に思うのですが、防災頭巾は「火災」には有効だと思うんですよね。

裏地に「防炎製品」というシールがあれば、ある程度の防火加工が可能ですからね。

ただ衝撃に弱いのは確実だと思います。

ヘルメットは素材とガードがしっかりしてますし、頭巾はあくまで布地ですからね。

固いものが当たるとどちらが怪我をするのか、誰の目でも分かるような気がします。

素人目にもそう判断できるのに、なぜあえて防災頭巾を使うのか?意味はあるのでしょうか?

公にはっきりと回答があるわけではないので、私個人の見解を述べさせてもらいます。

【ヘルメットを使わない理由・防災頭巾を使う理由】(推測)

・子供が使うことを想定している

・ヘルメットだと、成長がとともにサイズが変わるため(しかも成長が早い)

・ヘルメットは、子供の頭に合うサイズを見つけるのが難しい

・ヘルメットの固さが子供に合わない場合もある

・持ち運びしやすいから(柔らかいのでたたみやすい)

・火の粉から頭部を守るなど、火災にも対応できるから

あくまで推測なので、これが正しいのかどうかは分かりません。

ただ使っているのが「子供」ということを考えると、上記の理由になるのかなと思います。

ただ自転車用のヘルメットも子供さんが被っているのを見ますし、少年野球でもヘルメット着用は普通なので、そこはどうなのかな?と思います。

逆に「防災頭巾を被るメリットorデメリット」についてはどうなのでしょう?

【メリット】

・火災に強い

・ヘルメット着用が難しい「乳幼児」でも被れる

・柔らかいので携帯が簡単

・避難所などで使う枕や座布団代わりにもできる

【デメリット】

・衝撃に弱い

・耳が隠れるので音が遮断される

こうなりますね。

ではこれらのことを踏まえて「防災頭巾を使うべき対象とベストな使い方」の結論を出したいと思います。

【防災頭巾を使うべき対象】

・乳幼児

・ヘルメットが合わない子供

【防災頭巾のベストな使い方】

・火災時に使う

・震災時はヘルメットの予備用に置いておく

あくまで「火災」に限った使用だと有効に使えるのかなと考えました。

実際、大戦中の防空頭巾も焼夷弾などの火災から頭部を守る意味もあったでしょうから(物資不足で「防空ヘルメット」を大量製造する工業的な余力がなかったことも大きいと思います)

あとは頭部が柔らかかったり、サイズが合わない乳幼児だと、震災時でも有効かなと思います。

その場合はきちんとお父さんかお父さんがそばについている、抱っこしているという前提ですね(頭巾の形状で耳が隠れて、周りの音が聞こえにくくなるため)

それ以外の災害で子供や大人が使うのであれば、ヘルメットの予備としてサブでもっておくのなら意味はあるのかなと思います。

以上、あくまで私個人の見解ですが、防災頭巾の意味と使い方について語らせてもらいました。

では次にその「防災頭巾」でおすすめのメーカーと商品を紹介していきますね。

防災頭巾のメーカと商品【3選】

防災頭巾のメーカーは、およそ16社あるようです(ヨドバシcomより)

この中から比較的に有名で、安心して購入できると思うメーカーの商品を以下に紹介していきます。

ナカバヤシ

創業が昭和26年(1951年)の老舗メーカーです。

扱う商品は事務機器や紙製品、育児商品になり、本社は東京にあります。

文具ではかなり有名なメーカーなので、学校関連の教材や器具で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

日本防炎協会認定のアイテムです。

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大明企画

繊維製品や防火商品を製造・販売するメーカーです。

東京に本社があります。

創立は昭和58年(1983年)と、まずまずの老舗企業になっています。

アマゾンなどの通販でもよく見かけるブランドですね。

日本防炎協会認定のアイテムです。

デビカ

創業が平成12年の比較的新しいメーカーです。

名古屋に本社があります。

主に文具や図画工作、書道、教材などの学校製品を扱っています。

アマゾンの防災頭巾ランキングでは人気の商品になっています。

日本防炎協会認定のアイテムです。

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デビカ
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まとめ

防災頭巾に関する見解とおすすめの商品を紹介させてもらいました。

大人に関しては、ほぼ使う必要はないかなと思います。

ただ生地の柔らかさと携帯しやすいサイズ感があるので、火災時の使用だったり、予備として持っておくのも悪くないと思います。

子供さんでも自転車のヘルメットが被れる年齢であれば、必要ないかも知れませんが、かばん等に折り畳めて収納できるという意味では、やはりこちらも予備として常備させてあげるのも良いかと考えます。

今回の記事を書きながら実感したのは「無意味な防災グッズはない」ということ。

どんなものにも、長く多くの場所で使われ続けているものは、何かしらそれだけの理由があります。

今回の防災頭巾もその一つとして私は捉えてますし、マイナス面とプラス面の両方を合わせて考えてみて、上記の理由に至っています。

今回の記事が、ご家族やお子様の防災グッズ選びの参考に少しでもなれば嬉しいなと思います。

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