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災害時に使える液体ミルク2種類を紹介します

2019年12月18日

災害が起きた時、赤ちゃんを抱えたお母さんにとって最も心配なのが「授乳」です。

災害下のストレスで母乳が出ない場合もありますし、かといって粉ミルクを溶かして飲むには、滅菌消毒に必要なお湯の確保が難しい。

赤ちゃんは食べものや飲み物からの栄養摂取が難しいので、授乳ができない状態は命の危険にも関わります。

そんなときに活躍するのが「液体ミルク」

殺菌消毒のためにお湯を使う必要がないですし、母乳が出ない時のお母さんの手助けになります。

今回はそんな防災にも役立つ「液体ミルク」について紹介していきます。

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災害時に役立つ液体ミルク【2種類】

液体ミルクが注目されたのは、2016年に発生した熊本地震でフィンランドからの支援物資としてからです。

液体ミルクに便利な“新アイテム”登場…きっかけは熊本地震! 災害時にも役立つ強い味方に

その後しばらくは国内での普及に時間がかかりましたが、2019年3月に製造・販売が解禁。

現在まで有名フードメーカー2社が発売を行っています。

グリコの「アイクレオ 赤ちゃんミルク」と明治の「らくらくミルク」です。

紙パックと缶という違いはありますが、どちらも「水がない時」「お湯が使えない時」に威力を発揮する内容。

以下にそれぞれの特徴をまとめてみました。

【アイクレオ 赤ちゃんミルク】

・粉ミルクと同じ成分なので新生児に飲ませることができる

・調乳済の液体ミルクなので、お湯で溶かしたㇼ、水で薄める必要がない

・無菌で装填されており、常温の保存が可能

・保存期間は開封前で半年間

・1パックで125ml

・125ml×12本入りで2,592円

【らくらくミルク】

・調乳済みのミルクが液体になっているので、お湯や水に溶かしたり、 薄めたりする必要はない

・調乳・温めなしで、哺乳ビンに移してそのまま赤ちゃんに飲ませることができる

・スチール缶なので、密封性・遮光性・堅牢性が高く、レトルト滅菌も可能。災害備蓄用に向いている

・保存料不使用

・常温で1年間の保存が可能(製造日より)

・1缶で240ml

こうやって見てみると、中身の液体ミルクの成分ほぼ同じですね。

どちらも調乳済でそのまま飲めます。

大手メーカーなので安心の品質です。

専用アタッチメントを利用しましょう

使用する際に2つに共通しているのが、哺乳瓶に移し替える必要があるということです。

そのまま飲める中身なのは便利なのですが、災害時で電気が通っていなくてお湯が作れない場合、殺菌消毒ができなくなります。

そのときに移し替えるタイプの液体ミルクのままだと、二度目の授乳時にちょっと問題が出てきますね。

これを解消するのが「専用アタッチメント」。

おっぱい型のアタッチメントを紙パックに取り付けることで、哺乳瓶に移し替えることなく、赤ちゃんがそのまま飲めるようになっています。

どちらも両メーカーから専用のものが出ているので、液体ミルクと同時にぜひこちらも揃えておいてください。

まとめ

災害時に役立つ赤ちゃん用の液体ミルクを紹介してきました。

保存は常温でも可能ですが、寒い時期だと冷えていますので、少し温める必要があると思います。

そのときのために電気を必要としないカセットガスコンロや、電気そのものを作る発電機、蓄電するポータブル電源を用意しておくと良いかと思います。

ミルク以外でも温かいお湯は冬場で貴重になりますので、ぜひとも事前に必要なものを揃えておくことをおすすめします。

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