防災用に便利なクッキング法です。
NHKの「ごごナマ」という情報番組で見た時がきっかけでした(番組は2021年3月18日に終了しました)
ポリ袋に具材を入れて攪拌し、それを沸騰したお湯の中に入れて完成という、衝撃的なまでに簡単で便利なクッキング術に「おおおお!」と感動したことを覚えています。
後に詳しいことを説明した書籍を購入して、調理のコツを勉強しました。
今回はチキンライスに挑戦です。
パッククッキングとは?
これまでに「蒸しケーキ」「もみもみホットケーキ」「親子丼」を作ってきました。
調理に必要なのは、カセットコンロとカセットボンベ、半透明の高密度ポリエチレン袋で、ここに具材が加わります。
以下がその内容の概要になります。
【パッククッキング】
・被災したときに温かいものを食べるために考案された
・ガスも電気も止まっている状態で可能な調理法
・半透明の高密度ポリエチレン袋に入れた食材を、カセットコンロの火で熱したお湯でボイルするアウトドア方式
・ポリ袋に食材を密封して茹でるので、栄養も旨みも逃がさない
・作れる料理もご飯、麺類、おかずにデザートと幅広い
・調理が終わったポリ袋を食器にかぶせて食べれば、洗い物をしなくて済む
・鍋の水は繰り返し使える
・備蓄した食材や冷蔵庫にあるものを使って、家庭の味そのままに作れるので災害時に有効
「クロワッサン特別編集 防災BOOK」より
実際に何度か作ってみた結果、喧伝されているとおりに作りやすく、家庭の味をそのまま再現できる利点を感じることができました。
水加減が少々コツがいるような気はしましたが・・(自分が料理が下手なのも原因です)
今回のチキンライスも書籍に紹介されたレシピを参考にして調理してみました。
パッククッキング「チキンライス」レビュー
用意する食材は以下になります(一人分)
米0.5合
水120ml
焼き鳥缶(たれ味)
ケチャップ大さじ1
実際に用意した食材がこちら。
キッチンで準備してみました。
まずは米と水をポリ袋に入れて30分間、浸水させます。
次に焼き鳥缶とケチャップを加えてよく混ぜ合わせます。
袋の空気を抜いて、一番上で固く結びます。
次に沸騰させた鍋を弱火にして、ポリ袋を入れます。
このまま30分茹でます。
鍋から取り出して器に入れ、結び目を切って完成。
見た目は少しリゾットぽくなりました。
ただ香りはチキンライスです。
肉も缶詰の時よりも、瑞々しい感じに変化してますね。
一口食べてみると、しっとりしてあっさりめの優しい味わいです。
しつこくなく、みずみずしくて非常にマイルド。
いくらでも食べられる感じがしますね。
ケチャップの隠し味が効いてるのでは?
水を少し多く入れすぎたかなと思いましたが、逆にそれが甘さや濃さを薄めた感じになったかと思います。
大成功のパッククッキングでした^^
まとめ
今回はなんとか上手く作ることができたチキンライス編。
食材がご飯と缶詰のシンプルな取り合わせだったのも、料理慣れしていない自分でもなんとか上手く作れたポイントかなと。
ご飯系はお腹がしっかり膨れてエネルギーも充填できるので、心身ともに疲れがちな災害時には最適の食材。
特に温かい食べ物は体力を回復させる働きがあるので、こういったクッキングは非常に便利です。
阪神淡路大震災で被災したときも、配給でもらっていたパンやおにぎりよりも、知り合いのご自宅や親戚が持ってきてくれた温かい食べ物を食べたときの感激はひとしおで、あのときの感動は今でも忘れることはできません。
そんな非常時の体力回復にぴったりなパックキングは、他にも多くレシピがあります。
参考にしている書籍の中でも目を引いたのは、パンがゆ、ポトフ、ツナとキャベツの蒸し物、サバとキャベツのカレー風味などがあり、ぜひともこれらを実践してみようと思います。
そのときはまたこのブログでレビューしますので、またそのときは良ければご覧ください。
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