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【防災】ペットのための災害避難用アイテムを紹介

投稿日:2019年1月6日 更新日:

地震や津波などの被害で自宅から離れないといけない際には、人間だけでなく、飼っている犬や猫も一緒に避難する必要があります。

一時的だから大丈夫だろうと、ペットを家に置いたまま避難し、避難生活が長引いてしまった結果、ペットを見殺しにしてしまうケースも、これまでの大規模災害での事例で多くあったと聞きます。

そのようなことがないように、普段からペット用の避難グッズを揃えておき、いざというときには同行・同伴避難を心がけるようにしたいもの。

今回はそのような際に必要な犬・猫・鳥用の避難アイテムを紹介していこうと思います。

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【飼い犬】編

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災害時には普段と異なる環境に置かれるのは人間もペットも同じです。

犬は躾によって環境に対応できる部分が大きいため、災害時での行動やストレスにも適応できると考えられています。

普段から「無駄吠えさせない」「ゲージに慣れる」(寝場所に使う、遊び場所に使う)トレーニングを行うことで、災害時の環境をシュミレーションすることができ、いざという時には周囲にはもちろん、犬自身もストレスを感じに済むのではないでしょうか。

普段は居心地の良い環境で家族と共に過ごしつつも、定期的に災害時をシュミレートした環境適応トレーニングを行ってあげることで、いざという時は安全に災害を乗り越えていけるのだと思います。

栄養剤・ウォーターゼリー

救援物資で送られてくるペット用食料はドライフードや缶詰が多くなります。慣れない食材やストレスから口にしないことも考えられるので、普段使っているドッグフードが一番。ただ環境が変わったことで口にしなくなることも考え、栄養剤やペット用サプリ面を備えてくとよいでしょう。

装着具(保護具)

防炎素材でできた犬用の避難グッズを装備したジャケットは、いざという時に犬自身で持ち運び運びができる便利なタイプです。伸び縮みしないタイプのリードを2~3本、光るタイプの首輪があれば、停電時や夜間に便利です。移動時に足の裏を傷つけさせないための「靴下」も用意してあげましょう。人間の赤ちゃん用のものでもOK。普段から慣れさせてあげさせてください。

移動用具

持ち運び式のキャリーバッグです。リュックやカートで移動できれば、足場の悪さや混雑時でも比較的に安全に移動することができます。犬は囲まれている場所にいると安心する習性があるようなので、普段から慣れさせてあげておきましょう。

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【飼い猫】編

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猫は犬よりもデリケートなため、人の思い通りに動いてくれません。

そのため避難時にはキャリーバッグなどに入れて、離れ離れにならないように一緒に行動することが大切です。

キャリーバッグに入れて病院に検診に出かけたりすることで、普段から非常時の移動を想定した行動を積み重ねるようにしましょう。

水・エサ入れ・キャットフード

水が不足する避難生活では、洗うことができない缶詰タイプよりも、ドライフードが良いとされています。水はペットボトルのものでも大丈夫ですが、尿路結石を発症しやすい硬水よりも軟水のものが良いでしょう。またゴミになる缶詰は不衛生になりやすいので、できるだけ普段からドライフードに慣れさせてあげましょう

ゲージ・キャリーバッグ

移動の際にはキャリーバッグで、避難所に着いたらゲージに替えて、ストレスを解消してあげましょう。ポータブルゲージだと、コンパクトに折りたためて持ち運べるので便利です。

トイレ

犬のように散歩で外出して排泄させることが難しいため、屋内で使える猫用トイレは必須です。神経質な猫は大勢の人間がいると警戒してしまうため、携帯用のトイレを用意して、ゲージの中に入れてあげると、安心して排泄ができます。

おもちゃ・ハーネス

家に住み着く習性のあると言われる猫にとって、住み慣れた家から離れるのは、かなりのストレスになると思われます。そのため遊び道具でストレスを解消してあげるのも大切。避難所でゲージの外に出して遊ばせる場合も、逃げ出す恐れがあるため、ハーネスをつけてあげると安心できます。

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【飼い鳥】編

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犬や猫と同様に、鳥も大切な家族の一員です。

鳥は犬や猫以上に警戒心が強いので、慣れない場所に移動すると非常に怖がるだけでなく、外敵にも狙われやすいため(カラスや猫、イタチなど)に、避難先の生活も気を配る必要があります。

食や水は犬猫に比較すると少量で済みますが(個体の大きさにもよる)、鳥用の餌は救援物資に含まれていないことがほとんどのため、きちんと事前に準備しておくことが大切です。

食料・水

基本的に普段の餌(穀物系の配合餌)で大丈夫ですが、できれば栄養のバランスが良いフレークタイプ(ビタミンやミネラル、タンパク質などが含まれた総合餌)がおすすめです。ペットボトルに餌と水を分けて入れることで、移動の際にも簡単に持ち運びができます。食器用のエサ入れも多めに用意しておきましょう。

ゲージ・キャリーバッグ

移動の際のキャリーバッグは必須ですが、鳥は非常に神経質なために、普段のゲージから移し替える時は注意が必要です(驚いたり、怖がって外に飛び出して逃げてしまいます)。暗色系の布やタオルをかぶせて周りを暗くして、視覚が鈍くなった状態で移動させると安全に移し替えができます。同じように移動の際や避難所でも周りに慣れるまでは、タオルや布で軽く覆って過ごさせてあげると安心するかと思います。犬や猫と違い、外に出して遊ばせることは危険を伴いますので、必ずゲージの中に入れておきましょう。

保護具・暖房用品

冬や気温の低い場所では鳥が弱ってしまう場合があります。そのためゲージを覆うビニールシートやカイロも用意しておくと良いかと思います。同様にゲージの修理や保護するためのテープや、扉を固定するロックなどを準備しておくと、鳥が自分で扉を開けてしまう心配もなくなります。

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ペット共通「避難対策」編

犬や猫、鳥に共通して必要なのが、衛生用品や薬です。

持病をもっているペットだと、かかりつけの病院でもらった薬を必ず持ち運びするようにしておきましょう。

怪我をしたときの包帯も必需品ですね。

新聞紙やビニール袋も、ごみが出た時の掃除や処理に必須なので、多めに用意しておくと良いと思います。

他にも迷子になったときのための犬猫用の「鑑札」や「迷子札」も、混乱が生じやすい被災地では必須アイテムではないでしょうか。

万が一、離れ離れになった場合に備えて、鑑札や迷子札以外に、事前にマイクロチップの挿入手術を行うという選択もあります。

・動物愛護管理法では、犬やねこなどの動物の所有者は、自分の所有であることを明らかにするために、マイクロチップの装着等を行うべき旨が定められている

・特定動物(危険な動物)や特定外来生物を飼う場合には、マイクロチップの埋込みが義務づけられている

一度体内に埋込むと、脱落したり、消失することはほとんどなく、データが書きかえられることもないため確実な証明になる

・リーダーから発信される電波を利用して、データ電波を発信するため、電池が不要で、半永久的に使用できる

・迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼い主と離ればなれになっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、データベースに登録された情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性が高くなる(リーダーは、全国の動物保護センターや保健所、動物病院などに配備されている)

参照元: 環境省_マイクロチップをいれていますか? [動物の愛護と適切な管理]

一方で、マイクロチップを埋め込むことへの反対意見もあります。

・すべての保健所、すべての警察署、すべての動物病院がリーダーを所有、設置しているわけではないので、収容先によってはチップを読み取る作業ができない

・ISO(国際標準化機構)規格外のチップを入れている場合、普及しているISO規格のリーダーでは読み取れない

・犬猫が怯えて暴れていたりすると、上手くリーダーがあてられず読み取れないこともある(チップが装着した首の背面から皮下を移動する可能性があるため、リーダーをあてた部分にチップがなく、読み取れない場合もある)

・自治体の職務怠慢により、収容した猫に対してチップを読み取る作業をしなかった例もある

・チップ装着の義務化により、飼い主の有無が明らかになってしまえば、飼い主と野良猫の区別がはっきりするため、逆に野良猫や地域猫の捕獲や虐待が放置されることにつながる可能性がある

参照元: なぜJAVAが犬猫へのマイクロチップ「義務化」に反対なのか | sippo(シッポ) |

上記のようにマイクロチックには賛否両論がありますが、こと飼い犬や猫への装着に関しては、総じてプラス面が多いのではないかと個人的には思います(個体確認のしやすさ等)。

鳥に関しては、犬や猫と違って「飛ぶ」という習性がある以上、ゲージに入れておくということが避難所や避難生活では必須になります。

犬猫以上に神経質な小鳥の場合は、環境が激変する避難先ではストレスを抱えると思いますから、できるだけ飼い主さんが話しかけたり、顔を近づけて安心させてあげて、ストレスを取り除くように心がけてあげましょう。

最後に最も必要なのが、避難先がペットを受け入れる環境にあるかどうかについてです。

以前に取り上げた「ペットの同行避難について」でも書いたように、地域の自治体によってはペットを避難所に連れてくるのを拒む場所もあるので、事前に該当する自治体に問い合わせて、被災時の同行避難の可否について聞いておくと良いと思います。

www.bousai1000.com

また同行避難は「安全な場所までペットと一緒に避難すること」であり、同伴避難が「ペットと一緒に生活できること」という定義がありますので、自治体に問い合わせる際も、そのことも併せてお訊ねになると良いと思います。

ペットの同行避難や同伴避難が認められない場合でも、動物病院や動物保護団体などで預かってもらえる場合もありますので、こちらも事前に情報を確認されるとよいでしょう。

また環境省のホームページ「動物の愛事適切な管理」の中でも「ペットの災害対策」というページがあり、防災に関するペットとの取り組みについての詳しい情報が掲載されていますので、参考にしてください。

環境省_パンフレット「ペットも守ろう!防災対策」 [動物の愛護と適切な管理]

まとめ

犬や猫、鳥はそれぞれ持っている習性が異なるため、それぞれに合った防災・避難対策を取る必要があります。

特に犬や猫の場合は、飼い主から離れてしまうことで様々な危険を伴います。

家族とはぐれてしまった場合は、餓死する可能性もありますし、生き残った場合も野良になるか、その結果、保健所に連れていかれて駆除されてしまうこともあり得るでしょう。

加えて犬や猫を虐待することで快感を覚える異常者も存在しており、そうした人間が迷い猫や迷い犬を拾ったり、里親を装って保健所や譲渡会で子猫や子犬、成猫や成犬を虐待目的で引き取る例もあります。

こうした被害を出さないよう、飼い主はきちんとペットを管理して放さないこと、万が一失踪してしまった場合を考えて、マイクロチップの埋め込みを視野に入れる必要があるでしょう。

命を大切にすること。

人間も動物も同じ【命】であるという意識をもって、普段から災害への準備を行っていければと思います。

*防災だけでなく、普段の生活で動物の虐待を見かけた場合は、ぜひとも警察や保健所などの関係機関へのご一報をお願いします。(以下のサイトで詳しく説明されています)

wanko10.com

*今回取り上げた「犬・猫」の防災アイテムの一部は『クロワッサン「防災BOOK」』からの情報を参照させてもらいました。

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