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消火器や火災報知機の設置法を紹介

2020年3月18日

火災に関する防災知識の紹介です。

ネタ元になったのは、生活・健康情報番組のNHKガッテンです。

火災・食中毒・入れ歯 よくぞそこまで!体当たり研究者SP

番組では3つの情報を紹介しており、今回レビューするのはそのうちの一つ「火災」についてです。

当ブログでは防災知識の一つとして「火災」に関する記事も私自身の実体験を含めていくつか挙げています。

今回の番組内容はその中に付け加えるべきお役立ち情報が取り上げられていたので、ここで紹介することにしました。

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消火器の設置場所について

火災についてのお役立ち情報を紹介しているのは、火災に関する専門家の鈴木弘昭さんです。

from: (有)ベルアソシエイツ

この道一筋54年の研究者で、旧建設省の建築研究所に在籍し、燃えにくい材料の開発に長年携わってきた経験をお持ちです(現在はベルアソシエイツという火災の研究企業の代表をされています)

火事に遭った人の目線や気持ちを大切にするという信念のもとに、自分の身を挺して研究を重ねた男前な歴史もあるとか。

商業施設のスプリンクラーの設置、火災でパニックに陥った被災者が操作しなくて済むように防火戸を自動化したこと、火災が起こりやすいキッチンの壁と天井の境目に「ファイアーストップ材」という「火事が起きた時に火が燃え移るスピードを遅らせる」働きがある木材や金具を取り付ける技術なども、鈴木さんの貢献によるものだそうです(番組内容より)

そんな熟練の防火専門家の鈴木さんが「消火器」の使い方を番組で教えてくれました。

鈴木先生曰く

台所に消火器を置いてはいけない

ということ。

台所は家庭で最も火事が起きりやすい場所です。

火を使った調理をするのですから、そうなりますよね。

しかも台所での火事は無人の時に起こりやすいといいます。

そのため消火器を火元に近い場所や台所の奥に置いていると、鎮火のために消火器を取りに行こうと思っても、火や煙で進めなくなる可能性があるのです。

これに対して台所の入り口付近や手前に置いていると、いざ火災が起きても火に巻き込まれることなく、消火活動ができるということ。

常に自分が逃げられる態勢を意識することが大事なのです。

そして火が天井に達したら、手遅れなので即避難するべし!ということ。

これは以前にレビューした防災本でも同じことが書かれていましたね。

・消火で消せる目安は「火災が天井に達するまで」が限界

・火災が天井に達すると、天井に広がった火災から床面への放射が増え、一挙の火勢が拡大するため

火事で気を付けるべき4つのポイント!「火災の科学」から学んだことを紹介

どうしても目の前の火を消したくなりますが、状況に応じて判断しないと命取りになるので注意が必要です。

他の設置場所としては「玄関に消火器を置く」のも良いとされていました。

理由は「火事の対応は一人では難しいため、外に出て助けを呼ぶついでに、玄関に置いた消火器を持って鎮火に努められる」からだそうです。

確かにこれだと「人を呼ぶ」「消火器で鎮火する」の2つが無駄なく行えるので一石二鳥ですよね。

消火器設置のポイント

・火元になりやすい台所の近くの部屋かその外側に置くのが良い

・玄関先に置くのも良い

・いつも目につく場所に置くこと

火事が起きたときの避難法

消火器の設置場所の紹介の中で、実際に火災が起きた時に火や煙はどういう動きをするのか、またそれに対してどうすれば巻き込まれずに避難できるのか?について触れた場面がありました。

改めて以下にまとめてみましょう。

【火災の炎や煙のメカニズム】

・火災の際に最初に煙が流れている時はそれほど熱くはならないが、熱気流がくると温度が上がって対応できなくなる恐れがある

・熱気流が上のほうを流れる

・逆の方向から新しい空気が下から流れてくる

・煙の層が上が濃くて下は煙がない

【避難法】

ハンカチを口に当て、床を這って移動すること

メカニズムについては鈴木さんが、避難法に関しては司会者が補足するように話していました。

私の愛読書の一つである柘植久慶氏のサバイバル本に載っていたものと同じ情報だったため、この部分は特に共感できました。

⇒災害時に役立つ!おすすめ防災本11選【購入済&欲しい書籍】

こういった状況にならないためにも、事前に消火することが大事になるわけですね。

火災防止におすすめの防火グッズ

続けて戸建ての家に住む人のための防災法も紹介されていました。

2階建ての家屋の場合、1階に上がる階段にも火災報知機を設置するべきだということ。

1階で火災が発生しても、2階には何も影響もありません。

火事に気付かずに、この状態でドアを開けてしまうと、一階から昇ってきた煙に巻かれてしまう危険があります。

実際に2階にいて逃げ遅れたことで命を落とすことが多いということで、いち早く火事に気付くためにも、2階に上る階段に火災報知機をつけることが重要のようです。

火災報知機は約2000円ほどホームセンターや家電量販で販売しており、手軽に設置が可能です。

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購入して設置してもそのままにしておかず、電池や動作のチェックはこまめにしておく必要がありますね。

ほかにも火消スプレーや消火クロス(火元にかぶせて初期消火するタイプ)なども紹介されていました。

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防災グッズはそれなりに揃えてきたのですが、防火に関してはほとんどノーガードだったので、今後はこうしたものも揃えて行かないといけないですね。

まとめ

火災に関するお役立ち情報を紹介してみました。

専門家の的を得た意見がかなり参考になりましたし、自分の知らない防火グッズが紹介されていて、自分的にもお役立ち感が半端ない番組内容でした。

火災は発生した場所だけでなく、周りも巻き込んでしまう場合が多いので早め早めの鎮火が大切です。

同時に無理な消火活動は命の危険を伴うので、状況をみながらの行動が重要になってきます。

火災時の対応については以前にレビュー記事を書いているので、そちらも良ければ参考にしてください。

安全な消火方法と器具の設置で少しでも火事の被害を抑えていきましょう。

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