
災害時の停電で求められる「電源」。
蓄電できるポータブルバッテリーや、石油などで電気を起こす発電機があると便利ですが、サイズも大きく持ち運びに不便だったり、価格もそれなりにするので、なかなか手が出ないという人も多いと思います。
そんなときに大いに役立つのが「乾電池」。
手のひらサイズで価格も手ごろなので、普段から備蓄しておくと役立つこと間違いなしです。
ただ百円ショップで売られているような乾電池だと「液漏れ」を起こしたりするので、長期の保存には向きません。
そんなときにおすすめなのが「10年保存」が可能なタイプ。
今回紹介するランキングは、次のポイントを判断基準として選んでみました。
✅保存寿命の長さ(最重要)
✅液漏れ耐性・耐環境性能(温度・湿度)
✅災害時の信頼性・放電特性
✅入手性・コスト
✅防災備蓄としての総合バランス
ほとんどは性能面では同等ですが、その他の条件を加味した上でのランキングにしています。
ぜひ備蓄の際の参考にしてください。
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長期保存用の乾電池ランキング【ブランド7選】
1位:エナジャイザー

アメリカ発のコンシューマーメーカーです。
1899年にミズーリ州セントルイスで創立した老舗のブランドは、一般向け乾電池、ポータブル懐中電灯、補聴器用電池、筒型アルカリ電池、リチウム単三電池など数々の「世界初」の製品を世に送り出してきた電気製品界の巨人でもあります。
同社が販売する「リチウム乾電池」は、使用期限が20年以上という素晴らしく長期保存できる優れもの。
あらゆる乾電池の中で「世界で一番長持ちする」という凄腕エネルギーチャージャーであります。
私もアウトドア用の乾電池はこのエナジャイザー一択で、実際にかなり長時間持たせることができます。
性能的には「デジタルカメラで最大9倍長持ち」「アルカリ電池より約33%軽い」「湿度変化に強い」という特徴がおすすめですが、やはりなんといっても防災的には
20年もつ
というところに圧倒的なインパクトを与えられますね。
日本国内の店舗ではなかなか扱っていないので、ネットで購入するのがおすすめです。
おすすめポイント
✅リチウム採用により高温・低温環境でも性能が安定
✅保存寿命20〜25年
✅耐熱・耐寒性能が最も高い(-40℃~60℃級)
✅アルカリ電池より軽量で、持ち出し用ポーチの軽量化に貢献
✅防災備蓄として頭一つ抜けた性能
2位:パナソニック「エボルタ」

老舗の国産電機メーカー「パナソニック」が誇る長期保存型アルカリ乾電池です。
10年前にテレビでこの乾電池を搭載したエボルタのミニロボットがロッククライミングをしたり、綱渡りをするコマーシャル映像が流れていましたが、それくらいに「悪天候でも使えて」「長持ち」するということでしょう(最近は飛行機にも使われているようです)。
性能的には「10年保存可能」「液漏れ防止製法」がおすすめで、くわえてパナソニックという老舗の安心感が購入の背中を押してくれます。
私も実際に買いましたが、照明器具やシェーバーだとかなり長持ちしましたが、スマホのバッテリーは少し消費が早いかなと思いました。
災害時の乾電池は主に通信機器のバッテリーチャージに使うことが多いと思うので、備蓄するのであれば多めに購入することをおすすめします。
おすすめポイント
✅国内最高クラスの耐漏液構造「液もれ防止製法」採用
✅高負荷機器でも電圧降下が起きにくく安定動作
✅国内流通量が多く、災害時の入手性にも優れる
✅アルカリ電池勢では最有力
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10年もつアルカリ性乾電池「エボルタNEO」レビュー
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3位:デュラセル

アメリカの老舗ブランドです。
世界中で信頼されているアルカリ乾電池で。10年以上の長期保存が可能です。
液漏れ防止設計により湿度や温度変化にも強く、防災用として安心して備蓄できるのが最大の特徴。
耐久性も高く、懐中電灯や無線機器などの高消費電力の家電でも安定した電力を供給します。
災害時の電源としてだけでなく、キャンプやアウトドアなどの野外活動でも頼れる存在です。
おすすめポイント
✅優れたエネルギー密度で長時間使用に向く
✅錆・防食処理で液漏れリスクが非常に低い
✅世界的な採用実績(医療・業務用機器)による高い信頼性
✅防災用途でも安定した選択肢
4位:兼松「防災電池」

総合商社の兼松株式会社が販売する防災に特化したアルカリ乾電池です。
8月26日に発売されたばかりの新商品ですが、使用期限は10年と長期保存にはばっちり。
保存に適したプラスティック容器を使用して、防災に向けた配慮もされています。
販売元の兼松はアルカリ乾電池やそれに関する商品を20年前から販売しており、独自ブランドの「MEMOREX」乾電池などの経験を生かしたのが、今回の「防災電池」の販売だと思われます。
液漏れ防止もしっかりされているので、長期保存にも問題ないですね。
なによりも見た目がいかにも「防災」してるので、間違えて普段使いしなくて済みそうなところもいい感じです。
おすすめポイント
✅防災用途に特化した専用設計で、長期保管後も電圧が安定
✅個包装の高密閉ブリスターで湿気・劣化に強い
✅軽量設計で非常持ち出しバッグへの収納性が高い
✅「防災に特化」という点では評価が高い
5位:東芝「アルカリ電池」

10年の長期保存に対応しており、防災用の備蓄に適したモデルです。
液漏れ防止設計で湿度や温度変化にも強く、家庭での保管にも安心。
信頼の国産ブランドとして、災害時でも安定した電力供給が期待できます。
加えて、コンパクトなパッケージで収納しやすく、災害時に必要な電池を素早く取り出せます。
非常用ライトや子ども用ラジオなど、日常使いの家電でも安心して利用可能ですよ。
おすすめポイント
✅国内老舗メーカーの品質管理基準による安定した性能
✅温度変化に強く、冬場の屋外機器でも電力維持しやすい
国内での流通量が多く買い足しがしやすい
✅実用性が高くコストも控えめ
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6位:オーム電機

オーム電機のアルカリ乾電池も10年以上の長期保存が可能で、家庭向けの備蓄用途に向いています。
価格は手ごろで入手しやすく、日常の家電や懐中電灯などにも安心して使用が可能。
国内メーカーならではのサポート体制も整っており、品質に関する問い合わせや保証も比較的安心です。
災害時だけでなく、普段使いの乾電池としても活躍します。
おすすめポイント
✅大容量パックが豊富で「家族分の防災ストック」に向く
✅国内家庭向け市場で長年流通している安心感
✅汎用家電(懐中電灯・ラジオ)との相性が良い標準特性
✅大量ストック向き
7位:Allmax「Maximum Power」

Allmaxはカナダ発のアルカリ乾電池で、単3・単4サイズが揃い、まとめ買いにも向いています。
10年以上の長期保存が可能で、防災用の備蓄として安心です。
性能は一般的なアルカリ電池とほぼ同等ですが、海外ブランドならではのコストパフォーマンスの高さが特徴です。
また、軽量で持ち運びやすいため、非常用バッグや防災リュックに入れておくのにも便利。
災害時の懐中電灯やラジオなど、幅広い家電で活用できます。
おすすめポイント
✅高容量モデルでライトや無線機など長時間運用に強い
✅アメリカで人気のコスパブランドで大量ストック向き
✅工場直販が多く価格変動が少ない
✅コスパ重視なら選択肢に入る
まとめ
以上が長期保存に向いた乾電池の紹介でした。
乾電池は場所を取らずに保存できるので、防災用の電源ツールとして最適です。
停電したときの非常用アイテムとして、ぜひとも多めに揃えておきましょう。
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