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いざというときに誰かを助けるための心肺蘇生法・AEDの使い方

2022年10月24日

地震や火事、台風などの災害時に目の前で急に人が倒れたら、あなたならどうしますか?

その人は災害で受けたケガやショックで意識を失ってしまったのかもしれませんし、持病が悪化して起き上がれなくなっているのかもしれません。

このような時に対応する知識や経験がないと、その場でオロオロしてしまうだけでしょう。

同じようなことは、災害時でない普段でも十分に起こりえます。

街中や学校、職場、家庭でも、突然誰かが倒れてしまうこともあり得るんです。

今回はそのような時のために役立つ「心肺蘇生法」と「AEDの使い方」を消防士による動画を参考にしながら、文章で分かりやすく紹介していきたいと思います。


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心肺蘇生法のやり方

まずは心肺蘇生法についてです。

心臓をマッサージし、弱ったり止まっている心臓の動きに働きかける救護法です。

今回参考にするのは東京消防庁の公式チャンネル動画です。

成人・小児・乳幼児の3パターンがありますので、それぞれの動画の内容を文字起こしして、文章で簡潔にまとめていきますね。

成人編

①感染症の恐れがあるので、ハンカチやタオルを鼻と口にかぶせます

②胸の真ん中に両手を当て、肘を伸ばして体重をかけて圧迫してください(30回繰り返します)

③圧迫の強さは胸が5センチ沈む強さです

④速さは1分間に100~120回のペースです

⑤もし人工呼吸の訓練を受けている場合は、胸骨圧迫30回を行うごとに2回の人口呼吸を交互に行います

*人工呼吸は感染症の流行時は行わないこと

④AEDが到着すると、電源を入れ、AEDの音声に指示に従います

⑫救急隊に引き継ぐまで、または倒れている人の意識が戻る、正常な動きをするまで、AEDの指示通りに動きましょう。

小児編

①胸の真ん中を両手もしくは片手で圧迫します(両ひざを立てる)

②両手で押さえる場合は、胸の厚さの約3分の1が沈み込むまで「30回」繰り返します

③片手で行う場合は(このとき片手は小児の額に添える)、一分間に「100~120回」のペースで行いましょう

④30回行うと人工呼吸をします

⑤顎に指を添えて、胸が上がるように顎を押し上げます

⑥1回1秒かけて2回、息を吹き込みます

⑦AEDが到着すると、電源を入れて、小児用モードに切り替えます(未就学児の場合)

⑧服を脱がせて胸をはだけさせ、電極パッドの一枚を胸の右上に、もう一枚を胸の左下に貼ります

⑨機器が心電図を解析しているので、以降はAEDの指示に従ってください(電気ショック、心臓マッサージなど)

乳児編

①胸の真ん中(胸骨の下半分、両乳首を結ぶ線と胸骨が交差する場所から少し足側の位置)を指2本で圧迫します

②胸の厚さの約3分の1が沈み込むまで、しっかり圧迫します(30回繰り返す:1分間に100~120回のペースで)

③30回行うと人工呼吸に移ります

④顎に指を添えて、胸が上がるように顎を引き上げます(気道を確保する)

⑤乳児の口と鼻を自分の口で覆い、息を吹き込みます

⑥1回1秒かけて、2回吹き込みます

⑦AEDが到着すると電源を入れて準備します

⑧小児用にモードを切り替えます

⑨電極パッドを胸と背中に貼ります

⑩機器が心電図を調べているので、以降はAEDの指示に従います(電気ショック、心臓マッサージなど)

人工呼吸について

感染症が流行している時は、口を直接つける人工呼吸は避けた方が良いようです。

上記で参考にした東京消防庁のサイトでは、以下のような但し書きを記していますので、こちらを参考にしてください。

・自分のマスクがあれば着用する

・意識や呼吸の確認は、倒れている人の顔と応急手当を行う方の顔があまり近づきすぎないようにする。呼吸の確認は、胸とお腹の動きを見て行う

・胸骨圧迫を開始する前に、倒れている人の口と鼻に、布やタオル、マスクなどがあればかぶせる

・応急手当を行う方が複数いれば、一人は部屋の窓を開けたりして、室内の換気をする

【倒れている人が大人の場合】

・胸骨圧迫のみを行い、人工呼吸は行わない

【倒れている人が子どもの場合】

・人工呼吸の訓練を受けており、それを行う意思がある家族等は、胸骨圧迫に加えて人工呼吸を行う

・人工呼吸用マウスピース(一方向弁付)等があれば、活用する。

【救急隊に引き継いだ後は】

・口元にかぶせた布やタオル、マスクなどは、直接触れないようにして廃棄する

・石けんを使い、手と顔をしっかり洗う

・うがいをする

感染症防止のために-東京消防庁

基本的には人工呼吸は行わない方が良いのかなと思います。

子供さんには必要のようですが、自分の子供以外のお子さん相手には避けたほうが良いでしょうね。

万が一行わないといけない場合は、人工呼吸用のマウスピースがあると便利なので、こちらも参考までにアマゾンで見つけた商品を貼っておきますね(感染症対策のタイプです)

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AEDについて

AEDは心室細動、心臓が無秩序に震えて血流を全身に送るポンプとしての機能を失っている状態のときに使う医療機器です。

心臓に電気ショックを与えて、本来の心拍を復活させるために使います。

AEDは公共機関やホテルなど、大勢の人が出入りする場所に多く設置されています。

AEDが設置されている場所は下記のようなシールが貼られているので、緊急で必要な場合はそれを目印に探すと良いです。

心臓マッサージ(胸骨圧迫)や人口呼吸も、AEDの指示があれば的確なタイミングで行えるので安心ですね。

本来は救急車がすぐに来て救急隊に運ばれるのが良いのですが、もし消防署から離れた遠隔地だったり、目の前の人が緊急の状態になっているのが目に見えて分かる場合は、勇気を振り絞って心肺蘇生法を行わなければいけないかもしれません。

そのときにAEDがあると、適切な音声指示を出してくれるので、安心して行うことができます。

もし家族内でそういった事態になったことを考え、個人での購入もありだと思います。

価格の相場は20~35万円と少し高額です。

なので購入の前に取り扱いメーカーに「製品の詳細」や「価格の幅」を知るための資料請求や見積もりを出してもらうと良いです。

資料請求はもちろん、見積もりも無料であることが多いので、一度問い合わせてみることをおすすめします。

AED販売店の詳細はこちら

レンタルの場合は月額2,800円~になり、複数年契約がメインのようです。

オムロンヘルスケア

一昔前までは法人契約がメインで、個人所有の場合は一般にあまり情報が出回っていなかったのですが、最近はネット通販でも一般で購入できるようになっていますね。

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自治会や商店街の組合、マンションの管理組合などを通じて購入すると、住まいや地域全体での利用が可能になるので、個人所有が厳しい場合は、そういった形で周囲の方と相談してみるのも良いかも知れませんね。

最後に:心肺蘇生法の講習について

今回紹介した心肺蘇生法は地域の消防署や、日本赤十字社の講座で受講することができます。

もし受講を検討している場合は、お住いの地域の消防署に「心肺蘇生法の講座」があるかどうかを問い合わせてみてください。

日本赤十字社も本部や各支部で講習会を主宰しています。

ホームページで詳細情報が記載されていますので、こちらをチェックしてみてくださいね。

講習の内容について-日本赤十字社

私は以前に住んでいたマンションの自治会に頼んで、日本赤十字社の心肺蘇生法の出張講座をマンションの会議室で開いてもらったことがあります。

派遣されてきたボランティアの方の指導の下で、人形を使ったり、住民同士が実際に心肺蘇生を練習したりして、色々なことが勉強になりました。

今は日本赤十字社がそういった形の派遣講座を行っているかどうかは分かりませんが、もし時間や日取りの都合が合わずに自分から講座に出向くことができないのであれば、どこか場所を借りて人数を集める形での「出張講座」が可能かどうか、赤十字か消防署に問い合わせてみると良いかも知れませんね。

是非一度、専門家による指導を受けてみてくださいね。

その上で今回のような動画で再確認すると、より心肺蘇生法への理解と自信が深まると思いますよ。

どうか色々とお試しあれ。




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