いざという時の備えのために

防災と災害について考えるブログ

災害でお金や身分証明書を破損したり失くしてしまったらどうすればよいのか?

2020年5月28日

地震や台風、津波で被災した時に何よりも必要になるのが「お金」です。

水や食料、衣服はもちろん命の維持に大切ですが、その後の生活を支えていくのは「お金」に尽きます。

日本中が被災して経済が壊滅した場合は別ですが(物々交換になる可能性も)、自分の住む地域や広域帯だけが被災したのであれば、他からの支援や、場所によっては店舗も空いていると思います。

最悪、他の地域に避難することもできますしね。

その際の必要物資の買い出しに欠かせないのが「お金」というわけでして。

さらに「カードや通帳」「身分証明書」の存在も不可欠です。

「お金」で物を買う、「身分証」で被災後の生活に必要な手続きを行う際に大切なものですから。

でもどちらも被災時の混乱や被害で失くしたり、破損することも十分ありえます。

そんな「お金まわり」のトラブルの対処法をどうすれば良いのか?





お金が破損した時に交換できるの?

災害で家が破損した時に、タンスや引き出しにしまっていたお金が汚れたり、千切れてしまうこともあり得ます。

移動中に被災した時も、台風や津波だと水でお金が濡れて破れることもあるでしょう。

そんな破損したお金は新しいお札や硬貨と交換できます。

市町村にある銀行で交換は可能ですが、そこでの判断が難しい場合は、日本銀行の本店もしくは支店で行われます。

概要は以下のとおりです。

・汚染、損傷その他の理由により使用することが困難となった銀行券

・磨損その他の事由により流通に不適当となった貨幣

「日本銀行が行う損傷現金の引換えについて」より(日本銀行の公式サイト)

破損したお金で買い物ができるどうかは、支払う店の判断になると思いますが、店側が上のように日本銀行で「お金の交換」を行う前提で、その場の精算を了解することもあり得ます。

私自身は、過去の被災でお金を失くしたり破損したことはありませんが、今後の災害で支払いを行う時は「使えるお金で精算する」「カードなどを使って支払う」を優先すると思います。

もし破損した現金があれば、落ち着いたときに、市内の銀行で交換してもらうという流れになると思います。

通帳やカードを失くしてしまった場合

被災時に通帳やカード、印鑑などを失くしてしまった場合はどうなるのでしょうか?

政府が制定する「災害救助法」では、被災地の金融機関には財務省や日本銀行から様々な金融処置を行うように要請がなされます。

災害救助法の概要ー内閣政府統括官(防災担当)

その場合の措置としては、

・通帳、キャッシュカードの消失⇒書類等で本人確認ができれば預貯金の引き出し可能

・印鑑の消失⇒拇印で対応

などが成されます。

本人確認を行うための書類は、

・運転免許証

・健康保険証

・マイナンバーカード

などが使われます。

焼失した通帳は再発行できるので、銀行や金融機関で届け出て手続きを行うと良いです。

私の場合は、阪神淡路大震災の際に自宅がほぼ全壊したので、預金通帳を失くしてしまいました。

ただカードは財布に入れて無事だったので、避難先のお金の引き下ろしはそれで行っていました。

失くした預金通帳は発行した銀行で再発行してもらいましたね。

運転免許証・健康保険証を失くしてしまった場合

キャッシュカードや通帳を失くしてしまったときの確認用に「免許証」「健康保険証」が必要になることは先ほど書きました。

しかし肝心のどちらかを失くしてしまった場合は、本人であることが確認が取れません。

このときにどうすれば良いのか?

基本的には再発行してもらうしかありません。

ただその場で確認が必要な場合もあるので、できるだけ早く発行してもらう必要がありますよね。

大規模の災害の場合は、警察署でも再交付が可能なので、そこですぐに手続きを行ってもらいましょう。

健康保険証は市町村の役所での手続きになるので、これも早めの申請が必要です。

ただ被災直後はどの機関も混乱していることが予測されるので、できれば一定の現金を災害用に手元に置いておくことをお奨めします。

災害用に現金はどれくらい必要なのか?

防災グッズや備蓄食料と同じくらいに「現金」も備蓄しておくことが大切です。

現金がないと、預金を引き出すためにカードや通帳が必要ですが、それも失くしてしまった場合は、本人であることを確認するための身分証明が必要になりますし、それすらも失くしてしまっていると、再発行の手続きなどで時間がかかってしまいます。

お金はすぐに必要なのに、そんなに時間がかかってしまったら・・・

そんなときのための「お金の備蓄」

「クレジットカードや電子マネーがあるじゃないか」

という声もありますが、被災後では電気が通じていないこともあるので、それらも使えません。

なのでできるだけ「現金」を置いておいた方が賢明です。

その際のお金は

・家族分も含めると「5万円~10万円」

・個人で行動する際は「3万円」

あたりが無難ではないでしょうか。

あまりに大金を備蓄し過ぎると、泥棒に入られた時に困るので、あくまで「臨時で使える範囲のお金」を想定して置いておきましょう。

まとめ

以上が災害で被災した時に「お金や身分証を破損・失くしたときの対処法」です。

被災直後で最も役立つのは「現金」ですが、それが破損していたりするとやっかいです。

後に銀行で交換してもらえますが、混乱時の被災地では銀行業務そのものが機能していないことも考えられます。

なのでできるだけ自分でお金や身分証を守ることが大切です。

たとえば災害用に置いておく「現金」や「カード」を防水用のポーチに入れておくとか、運転免許証や健康保険証は仮に失くしてもよいようにコピーをとっておいて、防災用のリュックにいれておくとかの工夫をしておくのも良いです。

大切なライフラインの一つである「お金」「身分証」をしっかり守って、災害直後の生活を乗り切っていきましょう。

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