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災害時の車中泊の注意点と避難生活に役立つキャンピングカー情報

2019年9月18日

地震や台風によって、家が倒壊したり電気が停まってしまったときに、「車中泊」せざるを得ないことがあります。

車中泊の便利さは、雨水が防げることはもちろん、荷物を多く収納できて、スペースを開ければ寝ることができる点です。

さらにソーラーパネルやバッテリーを積んでいれば、電気を供給することも可能。

私自身も阪神淡路大震災で自宅が全壊した時に、しばらくは近所の立体駐車場で車中泊をしており、想像していたよりは楽に過ごすことができました。

⇒【災害体験】20年前の阪神淡路大震災で体験したこと、感じた事

今回はそんな災害時の車中泊について詳しく述べていこうと思います。

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車中泊で注意すべきこと

寝る時に熟睡できるよう、シートを平らにする

座った姿勢で寝たり、傾斜があったりすると、人間は意外に熟睡できないものです。

車の中のフラット化としては、シートを倒すこと、その際に椅子の接続部分などで出てくる凸凹の部分をタオルなどを詰めたり、敷きつめるなどの工夫で可能な限り「平ら」にすることができます。

ただ停車している場所が傾斜地にあれば、車内をいくら工夫してもフラットにはなかなかできないので、そういうときは地面がフラットな場所に移動するか、ジャッキを使って車を持ち上げてフラットにするなどの方法もあります。

車内の暑さ・寒さ対策を忘れない

夏場であれば「暑さと虫」の対策が重要になります。

扇風機やミニ冷蔵庫は電源を車のシガーソケットからとったり、ソーラーパネルやポータブルバッテリーなどを車に置いていれば、足りない電源をとることもできます。

虫よけは、ネットタイプやスプレーなどで対応可能です。

蚊取り線香という手もありますが、車内が思い切り臭くなってしまうので、苦手な人は難しいでしょうか(私は嫌いではありません)

【夏場】

・扇風機

・熱さまシート

・虫よけグッズ

・ミニ冷蔵庫

冬場の車中泊はとにかく「寒さ対策」に尽きます。

露出した野外で一晩以上を過ごす場合は、想像以上の寒さが車全体を覆うことを覚悟しなければいけません。

地域にもよりますが、場所によっては明け方の気温が氷点下になることもあるので、防寒対策はしっかり摂っていく必要があります。

エンジンをかけたままで暖房をつけるのが手っ取り早いのですが、降雪があるときにそのまま寝てしまうと、車のマフラーに雪が詰まうと「一酸化中毒」にかかってしまい、最悪の場合は死んでしまいます。

もし暖房をつける場合は、必ず起きている状態で外を確認しつつ「つけて⇒消す」を繰り返して車内の温度をだましだまし一定に保つようにすることが大事です。

あとはひたすらカイロや着る毛布などで保温していくことでしょうか。

【冬場】

・ダウンジャケットやフリーズなどの暖房服

・手袋や足指つきのソックス

・ニット帽(大き目のサイズ)

・カイロ

・エマージェンシーシートもしくは着る毛布

寒さや雪から身を守ろう!防寒対策アイテムまとめ【14選】

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エコノミー症候群に注意する

狭い車内で過ごしていると、足の血管が詰まってしまい、それが心臓近くまで運ばれて最悪の場合、死に至ることがあります。

もともとは飛行機の長時間のフライトで起こる症状だったことから、つけられた症状ですが(狭いエコノミー席で座ることでかかる)、同じことが車の座席でも起こり得ます。

これを防ぐためには、

・座席を後ろに倒して平らな状態を作る

・足元にタオルや固定できるものを置き、膝から下を真っすぐに伸ばせるような姿勢をとる

・できるだけ外に出て足を動かしたり、寝ながらでも足首や指を動かして、血流が滞らないように運動する

・履くだけで足静脈の血流を促進する「医療用の弾性ストッキング」を着用する

ことが大事です。

災害時に起こりやすいエコノミークラス症候群の対処法

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水分の不足も関係してくるので、小まめに水分補給することも大切です。

車中泊用のための「携帯トイレ」は必需品ですね。

非常用トイレおすすめ3選(トイレの作り方もあり)

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キャンピングカーで快適な避難生活が!

熊本地震のときにキャンピングカーを無性に貸し出す企業が出て話題になりました。

震災で注目のキャンピングカーはプライバシーの確保も可能

普通の車よりも大きいので広々と使えるため、狭い場所で長時間過ごすことで足に血栓ができて心臓に巡ってしまう「エコノミー症候群」の危険もなく、のびのびと過ごすことができます。

生活するために設定された車なので、プライバシーの確保もきちんとできているところも大きなポイントです。

ほかにも「給排水設備や冷暖房、照明など、独立した生活環境を備えていること、万一の際は、家族全員で即時に移動が可能」(上記サイトの記事より) とのことで、まさに災害用にぴったりの車といえます。

そんな災害時でお役たち感満載のキャンピングカーは小型化が進んでいます。

最近では軽自動車型のタイプも販売されているようです。

自分の軽自動車をキャンピングカー用にモデルチェンジをしてくれる会社もあるということで、地震や台風が増える中、今後ますますこういった流れが加速することは確実でしょう。

改装だと100万円、購入する場合は290万円と、どちらもそれほど想像するよりは高くないといったところが、軽自動車タイプの良いところかもしれませんね。

以下にキャンピングカーについてと、車中泊に利用可能な車種の例をまとめておきますね。

【キャンピングカー】

RVトラスト「TR500C-LH」、アネックス「リバティー52DB」、バーストナー「グランドパノラマ」

【軽キャンピングカー】

アトレー「旅楽」、J-cabin「ミニW」、スピナ「キャルルック」、LA-KUUN[「ラクーン」、インディアナRV「インディ727」

【軽自動車】

スズキ「ハスラー」、ダイハツ「ウェイク」、ホンダ「N-VAN」

【普通車】

トヨタ「タンク」「ルーミー」

【ミニバン】

トヨタ「ノア」「ヴォクシー」、日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」「フリード+」、トヨタ「シエンタ」

まとめ

地震や台風で家に住めなくなったとき、豪雪で車外にでることが困難になった時のための「車中泊」。

避難所よりはプライベート空間が保証されているので、好む人も多いようです。

豪雪時の車中泊ではまさに生活空間と避難所の両方を兼ね備えることになりますね。

そんな車中泊の進化系が「キャンピングカー」ということ。

軽自動車型のタイプも出ているということで、少人数の家族や一人暮らしの人は非常に便利かと思います。

家屋の倒壊、停電、浸水で住居に住めなくなった時に、一台あれば非常に心強し。

万が一の際のシェルターとして、いつかの入手を念頭に置いておきたいですね。

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