NHKのスペシャルで紹介されていた防災用ロボットの会社についての紹介です。
「人機一体」という名の会社であり、ロボットの力で復興現場に助力している様子に心を惹かれ、今回この記事で取り上げることにした次第です。
ロボットは防災だけでなく、人手不足が叫ばれる日本の産業構造にも大きく寄与する可能性を秘めています。
しかも人型のロボットということで、個人的にも大いに興奮する素材ということ!(これが本音です)
そんな防災や経済への影響力だけでなく、筆者のロボットへの憧れを具現化してくれた「人機一体」について紹介していきましょう。
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防災の現場で活躍するロボットメーカー「人機一体」について
NHKスペシャルで紹介されていた会社ということは先ほど述べました。
東日本大震災のその後の復興の様子を取り上げていた中で、紹介されたロボット重機があり、上半身が人型になっていたその姿を見て「すごい!かっこいい!!!!!」と年柄もなく興奮してしまったのがきっかけです^^;
それがこちらのツイート↓
最先端のロボット開発と地元との連携ということ。防災の最前線だからこそ、開発に値する技術や環境が整えられていると感じます。それにしてもこの上半身が人型のロボットはすごいと思う。#NHKスペシャル #復興12年復興の地図 #東日本大震災 #ロボットテストフィールド #人機一体 pic.twitter.com/HzbZeX2pMg
— 街の防災研究家 (@bousaitarou) March 12, 2023
このときに出ていたのが、このロボットを作っている会社の社長さんで、自身もロボット制御工学の博士という科学者ということ。
見た目のインパクトも結構大きくて、思わず鉄腕アトムのお茶の水博士を想像してしまいました。
番組で紹介された人型重機ロボットの威容は本当に感動的で、重機でなければ戦闘用として宇宙空間に飛んでいきそうな頼もしさを持っていました。
そんな重機型ロボットを制作している会社「人機一体」は、
巨大人型重機を社会実装できる唯一の会社。
と自社コンセプトをホームページ上で規定。
ロボット工学で豊富な知識と経験をもつ創立者・金岡博士のもとで、社会に役に立つ重機型ロボットを開発・製造しています。
以下が会社概要になります。
【会社名】人機一体
【代表取締役】金岡博士(下の名前は本名ではないそうです)
・博士(ロボット制御工学)、発明家、起業家
・専門は、パワー増幅ロボット、歩行ロボット、飛行ロボット等
・マンマシンシナジーエフェクタ(人間機械相乗効果器)という概念を独自に提唱し、二十年来一貫してその実装技術を研究・蓄積。
2015 年に株式会社人機一体を立ち上げ、ビジネスとしての「人型重機」の社会実装に挑む
【創業年月日】2015 年(平成 27 年)10 月 01 日
【資本金】1億円
【本社所在地】滋賀県草津市青地町 648-1 秘密基地人機一体
【支社所在地】島県南相馬市原町区萱浜 字巣掛場45番地245 南相馬市産業創造センター 人機一体福島基地
【事業内容】先端ロボット工学技術に基づく新規事業開発支援のための知的財産活用サービス
参照元:会社ホームページ
その理念は、
未だに多くの現場で、多くの方が、血と汗と涙を流しながら肉体労働に従事している。
決定的だったのは、東日本大震災と福島第一原発事故です。
被曝すると分かっていながら、人が行かざるを得ない状況。
我々は、苦役を無用としうるロボットを実は持っていなかったのだ、という現実が突き付けられました。
人機社は「人型重機の社会実装」というシンボルプロジェクトを通して、ビジョンを強烈に訴え、ロボット工学技術を社会実装します。
同社ホームページより
となっており、ロボットが人や社会を救う大きな可能性をもっていることを示唆し、それを現実化するために動いている会社であることが分かります。
その理念が具現化したロボットの姿は、自分的には、まさに「目から鱗」でした。
NHK特集で紹介されていたのは、福島県の南相馬市産業創造センターでの活動でした。
「福島ロボットテストフィールド」と呼ばれる施設で実施されており、地元企業と連携して地域の復興と産業開発を推し進める一環としての活動だということ。
ここでの「人機一体」社との連携は、同テストフィールドのyoutube公式動画チャンネルでも紹介されています。
どうですか?
まるでプラモデルのようなロボットの出来栄えですよね。
子供の頃にガンプラ(ガンダムのプラモデル)にハマった自分からすれば、もうこのビジュアルを目にするだけでも感涙ものですよ。
この素晴らしい外見をもったロボットが復興の現場で活躍していること、そしてそれがこれからも全国、いや全世界に広がる可能性をもっていることに胸が躍りますね。
人機一体のロボットについて
そんな人機一体のロボットは、人型の重機ロボットになっており、会社名の「人機一体」のとおり「機械の中に人間が入り込んで動くマシン」を彷彿とさせるものをもっています。
でも実際にどうやって操作するのか?という疑問が生まれますよね?
個人的には機械の中に入り込んで「ゴーッ!」とオペレーションしてほしかったのですが、実際は少し違うようです。
上記の映像は人機一体社の公式動画チャンネルになりますが、少し離れた場所でオペレーターが操作しているのが分かります。
ゴーグルを装着してオペレーター自身の腕を機器に接続して、その動きをロボットに連動させているように見えますね。
ということは、この種類のロボットは「VRを使った人機一体型のロボット」になるのかと思います。
もしこのタイプのロボットが同社が開発するプロトタイプ(量産型)であれば、まさに会社名をそのまま具現化したものになるのでしょう。
これが発展すれば、本当にロボットの中に人が入り込んで動くタイプが出てくるかもしれませんよね。
もしくは、この動画のロボットのようにオペレーターの視覚と操作をデータ接続するスタイルをより発展させ、もっと遠く離れたオペレーション基地からロボットを操作できるようになるのかもしれません。
そうなれば、まさに「ガンダム」「エヴァンゲリオン」の世界ですよね。
人機一体の重機ロボットまとめ
子供の頃からガンダムやエヴァンゲリオン、トランスフォーマーを見て育った私の世代からすれば、今回のNHK特集で初めて知った同社のロボットは「夢の具現化」そのものです。
実際的にも、人が入り込めない場所で役立っていますし、人材不足の建築現場でも活躍することが期待されています。
日本の防災計画にも大いに寄与すると感じますよ。
ドローンもそうですが、#ロボット開発 は人手不足といわれる日本の産業構造、国土を守る防災計画のためにはなくてはならない分野だと思います。そしてなによりも子供の頃からのロボットへの憧れがその思いを加速中。シンプルにカッコいいhttps://t.co/oJy3BJ2MT1
— 街の防災研究家 (@bousaitarou) March 12, 2023
それを可能にするビジョンと実力を秘めた「人機一体」社。
これからの活動に注目ですね!