環境・テクノロジー

防災に役立つロボット技術を紹介

2024年5月20日

災害が多発する近年、ロボットが果たす役割は年々大きくなっています。

災害大国といわれる日本はもちろん、海外でも地球環境の変化に伴い、これまでにない災害が頻繁に引き起こされています。

そんな中で過酷な状況下で活躍できるロボットの存在は必要不可欠。

人が入れない環境や視認性が著しく低くなる状況下では、ロボットなくしてスムーズな救助活動は難しいといえるでしょう。

救助以外の場面でもロボットの役割は多岐に渡ります。

今回はそんな防災の場面でロボットが活躍できるタイミングとフィールド、具体的な技術を紹介していきます。

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災害発生前のロボットの活用

予測と監視

災害発生前の段階において、ロボットは予測と監視の面で重要な役割を果たしています。

例えばドローンや地上ロボットがそれにあたるでしょう。

山火事の発生リスクが高い地域や、洪水の危険がある河川地域を定期的に監視することができ、異常な温度上昇や水位の変動を早期に検知し、迅速な対応が可能となるからです。

人によるリスクを避けられる点で、大きな役割を担っているといえます。

インフラ点検

地震や台風などの自然災害に備え、インフラの定期点検は非常に重要です。

その際に橋梁やビルの構造健全性を確認するために、ドローンやクローラーロボットが用いられます。

これらのロボットは、高精度のカメラやセンサーを搭載しており、やはり人間がアクセスしにくい場所でも詳細な点検が可能になります。

災害発生時のロボットの活用

被災地の迅速な評価

災害発生直後の最初の数時間は非常に重要であり、迅速な被災地評価が必要です。

そのためドローンや地上ロボットは、被災地の広範囲なエリアを短時間で調査し、被害の程度を評価するために使用されます。

それによって救助活動の優先順位を決定し、リソースの効果的な配分が可能となります。

人命救助

倒壊した建物や瓦礫の中に取り残された人々を救出するために、ロボットの機能は大いに役に立ちます。

例えば、瓦礫の中を自由に移動できる小型の探索ロボットは、カメラやマイク、CO2センサーなどを搭載し、生存者の位置を特定するなどです。

人が入れない狭い空間や危険な環境でも活動できるため、救助隊の安全も確保でき、かつ優れた探査装置によって迅速なレレスキューが可能になります。

通信インフラの確保

災害時には通信インフラが損傷することが多く、救援活動に支障をきたす場合があります。

ここでもロボット技術が役立ちます。

たとえばドローンを使用した臨時の通信ネットワークの確立によって、被災地と外部との通信を維持することを可能になります。

これにより救援隊と指令センター間の連絡がスムーズに行われ、救助活動の効率が向上するでしょう。

災害発生後でのロボットの活用

災害復旧

地震や津波で損壊したインフラの復旧作業において、重機ロボットや建設ロボットが活用されます。

これらのロボットは、人間では危険すぎる場所でも作業を行うことができ、安全性を確保しながら効率的に復旧作業を進めることが可能です。

環境調査と安全確認

災害後の環境調査も重要な任務です。

放射能漏れや化学物質の流出が疑われる場合、専門のセンサーを搭載したロボットが現場を調査し、安全を確認します。

福島第一原発事故の際には、放射線量が高いために人間が立ち入れない区域で、ロボットが重要な役割を果たしたことでもしられています。

ロジスティクス支援

被災地への物資輸送も、ロボット技術の応用の一つです。

たとえば自律走行車やドローンは道路が寸断されたり、アクセスが困難な地域に迅速に物資を届けることができます。

食料や医薬品、生活必需品を必要としている被災者に対して迅速に支援を行うことが可能になります。

具体的なロボット技術の事例

UAV(無人航空機)

災害対応において最も広く利用されているロボット技術の一つです。

ドローンは空から広範囲を迅速に監視し、高解像度の画像や動画を提供します。

災害発生直後の評価や被災者の捜索、通信ネットワークの確立にも利用されます。

水中ロボット

津波や洪水の後、浸水地域の調査に活用されます。

水中での探索や構造物の点検を行うことができ、人間が直接入ることが難しい場所でも活動可能です。

被害の全容を把握し、効果的な復旧計画を立てることができます。

地上探索ロボット

瓦礫の中や危険な環境での探索に役立ちます。

蛇のように狭い隙間を通り抜けることができるロボットや、車輪やクローラーを使って不整地を移動できるロボットなどがあります。

地上での被災者の捜索や救助活動において欠かせないツールです。

自律走行車

災害時の物流に革命をもたらす可能性を秘めたツールです。

道路が損壊している場合でも、自律走行車は事前にプログラムされたルートやリアルタイムの障害物回避システムを用いて、安全に物資を届けることができます。

特に医療物資の緊急輸送にはその威力が発揮されます。

まとめ

ロボット技術は、災害の予測、発生時の対応、復旧という全ての段階において、極めて有用なツールとなります。

人間が直面する危険を減らし、迅速かつ効率的な災害対応を可能にする点で、最強の防災サポートツールといっても過言ではないでしょう。

技術の進歩が伴い、ロボットの役割はますます重要となることは疑いようがありません。

今後もロボット業界の進展をチェックしていきたいと思います。

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