いざという時の備えのために

防災と災害について考えるブログ

災害後の復旧作業・家屋の片付けで体を守る方法

2020年9月7日

災害が発生すると、終息後の処理が特に大変になります。

台風なら、暴風で吹き飛んだ家屋の修復や、浸水や洪水で水浸しになった床や家財道具の運び出しや消毒、同じように地震で倒壊した家屋からの荷物の運び出しや修繕などなど・・・

することが夥しくあって、それだけで心身の苦労は大変なものになります。

私も阪神淡路大震災の際は、倒壊した家屋から持ち出すための荷物や貴重品を取り出したり、ご近所で埋まってしまった方の救出作業を手伝ったりと、それなりに体力勝負の日々を送っていました。

まだ若かったので、それほど体力の消耗を感じませんでしたが、これが発汗の激しい夏場だったり、筋力の衰え始める40代、50代以降で行うとなると、想像以上に疲れや体の痛みを感じると思います。

今回はそんな災害後の後片付けで「体を疲れさせないための方法」を紹介したいと思います。

力を入れる時のコツ

床や地面にある家財道具や荷物を持ち上げるときに「腰」を傷めがちです。

しゃがんで、持ち上げて、ギクッ!

というのが、現場でありがちな急性の「腰痛」発生パターン。

とくに冬場だと筋肉が固まりがちなので、そのときに急に力を入れたりすると、そこが痛んでしまうことになります。

持ち上げるものが重たいほど、歯を食いしばって体を緊張させてしまうのも、筋肉を傷めてしまう原因に・・・

これを防ぐには、荷物を持ち上げるときに「声を出す」こと。

「あー!」でも「よいしょっ!」でも「いくよーっ!」でもなんでも構いません。

イメージ的には重量挙げの選手がバーベルを持ち上げる時に「ふおーっ!」と掛け声を上げるあれです。

ふおーっ!

すいません、子供のバーベル写真で(笑)

でもこういうイメージですね。

声をあげることで「息を吐くこと」になるので、筋肉が緩まって伸びやすくなります。

筋肉が伸びやすくなると、全身に衝撃が分散されるので、腰や腕だけに負担が加わって「筋肉が痛む危険を減らす」ことができます。

つまり「筋肉の力み」が抜けるということ。

この方法は、荷物を持ち上げるときだけでなくて、力作業をするときに使っても有効です。

たとえば、スコップで泥を掻き出すときや、物を受け渡しするときの「力を入れる瞬間」に「ハッ」と息を吐くか、「はあっ!」と声を出すと良いです。

災害時だけでなく、普段の仕事や家事でも使えるので、ぜひ試してみてください。

ポイント

声を出しながら荷物を持ち上げる、力を出す

息を吐きながら荷物を持ち上げる、力を出す

一休みするときのコツ

家財の搬出作業や、泥濘の掻き出し作業を続けて疲れた時、一休みしますよね。

このときに少しだけ体を動かして筋肉を緩めてあげると、休憩後の作業が楽になります。

ポイントは「関節まわりを動かすこと」

力作業は関節に負担がかかるので、その周辺が緊張してしまいがちです。

休憩前にその緊張を緩めてあげることで、後の作業に向けてリフレッシュできます。

ではその方法をまとめてみます。

①顔を上げて天井(空)を見つめる(このままの姿勢で数秒)

⇒首周りを緩める

②両肩を上下に軽くゆする

⇒肩回りをほぐす

③両腕を左右に大きく「ぶらぶら」させる(腰で回す)

⇒上半身を緩める

④両手、両足首を「ぶらぶら」させたり、ぐるぐる回す

⇒手首、足首の緊張を緩める

*どの動きも「息を吐きながら」行うと効果的です

この「ほぐし体操」をすることで、作業で生まれた体の緊張を緩めることができます。

その後にお茶を飲んだり、家族や仲間と喋ったりして、心身ともにリラックスしてください。

甘いものを口にする

力作業を続けていると、疲労感が体に溜まっていきます。

そんなときに甘いものを口にすると、体と心の疲れを癒すことができます。

とくに気持ちの面でのストレスは災害後の生活にダメージを蓄積していきます。

甘いもの「飴」で気分を和らげてあげましょう。

口の中で長く持ちますし、休憩時間に舐めることで作業中の疲れが癒されますよ。

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災害時の糖分補給・リラックスに良いハッカ飴を紹介します

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私は上の飴を防災用に備蓄していますが、塩分が必要な場合は塩飴を用意しておくのも良いと思います。

それぞれの好みや体調に合わせたものを口にして、心身をリラックスさせてください。

身体を保護するグッズを用意しておく

災害後の復旧作業や、家屋の片づけは体力を相当に消耗します。

日常生活では使わない体の動きを伴うので、一歩間違えれば怪我をすることにもなりかねません。

いざという時のために、事前に必要なグッズを揃えておきましょう。

体を守るための代表的な保護具といえば「手袋」「靴」があります。

こうした保護グッズを事前に身につけることで、余計なケガや疲れを予防することができます。

手袋は耐切創タイプ、靴は安全靴が基本です。

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建物の内部の作業を行う時は、頭部の保護ヘルメットを着用するのは必須です。

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さらに「体を保護する機能性ウェア」を身に着けていると、作業中の疲れを軽減してくれるので完璧です。

防災用コンディショニング(機能)ウェアおすすめ3選

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以上の基本となる3~4点グッズを事前に揃えておくことで、力作業での怪我や疲労の度合いを軽減することができます。

ぜひとも検討してみてください。

まとめ

災害直後は医療機関が空いていなかったり、被災患者の収容で一杯だったりで、作業中に体を傷めてしまっても治療する場所が見つからない場合が考えられます。

そのためできるだけケガをしないように体をケアしつつ、行動をすることが大切です。

今回の記事内容がその一助になれば幸いです。

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