家の中の扉を開け閉めするときに「ぎぃ~」ときしむ音が鳴るときがあります。
あれは大抵、蝶番やねじの部分がさびていたり、ほこりがたまって動きがスムーズにいかなくなっている証拠です。
風呂場などの近くの扉も音が鳴りやすいですね。
扉の音は一度気になり始めると、けっこう神経に触ります。
これを防ぐのは簡単。
潤滑油をスプレーするだけです。
今回は我が家で使っているスプレーの紹介と、実際に音がなる部分をスプレーイングしたレビューを紹介します。
目次
ホルツ「REDREX」マルチスプレーの紹介
潤滑油といえば「クレ556」が有名ですが、私は別の物を使っています。
武蔵ホルトという会社の潤滑剤です。
なぜこれを選んだかというと「ニオわない潤滑油」ということだから。
有名な「クレ556」も全然使えるのですが、あれは結構匂いがあります。
油っぽい香りが苦手な自分としては、できたら避けたいという感じなんですね。
なのでこのタイプを選びました。
羊の油からとった「ラノリン」という成分があるよう。
特徴としては「水を吸収する働きがある」ようで、それ錆止め効果に大きな役割を演じているとのこと。
使い方は簡単で、キャップを開けて付属のノズルをスプレーの噴射口に差し込めば準備完了です。
あとはこれを家の中の扉の蝶番部分に吹き付けていきます。
潤滑油のスプレー実演
まずは部屋の扉。
ここはけっこう「ギーギー」鳴ってます。
自分の部屋が風呂場の隣なので、それも関係しているのかもしれません。
浴室からの湿気って、けっこう入って来るんですよね、部屋の中に。
なので、おそらくサビが少なからずある蝶番にスプレーでシュシュっと。
表部分も吹き付けておきます。
扉を開閉させると、何の問題もなくスムーズに開け閉めが出来ました。
もちろん音もしません。
匂いもしませんし、いい感じです。
次はカーテンレール。
ここは音こそ鳴りませんが、カーテンとレールを固定している車(表現が分からない汗)の部分が引っかかったりして、スムーズに動かないことが結構あります。
なのでここもグリースで潤滑にしましょう。
カーテンを移動させると「シュッ」と速攻で移動できました。
グリースは偉大です(笑)
では次に窓枠のレールと桟部分です。
ここはベランダに面していて、雨風に一番当たる場所なので、もっとも吹き付ける必要のあるところ。
吹き付けるのは動く部分の戸車。
左右を両方吹き付けます。
続けて上部も。
これで網戸、窓枠は完了。
開け閉めはもちろんスムーズになりました。
次が玄関の扉の上の部分「ドアクローサー」の接続部です。
ここは前からすごく気になっていたところで、開け閉めするたびに「キュイーン」と妙な音を出していたのです。
気にはなっていたのですが、ついつい油を差すことを忘れてしまって今に至ります。
ということで、早速吹き付けます。
3か所に吹きました。
参考にした補修ガイドの本によれば、ドアクローサーの油は上の写真の2番目の位置で良いようです。
「く」の字の折れている部分ですね。
ここが一番音を出す場所だとか。
まあとりあえず全部の関節部分に吹いておけば問題ないでしょう。
もちろん匂いもなし、音もせずにスムーズに開け閉めできました。
そして最後にかばんのジッパー。
全然、部屋の補修ではないのですが、いつも使っているショルダーバッグのジッパーの開け閉めがしにくくなっていたので、これを機会にリペアです。
雨風のときも肩にかけて出かけていましたし、夏場は汗がついたりするので、結構サビつきもあるんじゃないかと思ってました。
吹いた後はもちろんスーッとスムーズに開くようになったのでgood!です。
まとめ
扉とカーテンレール、窓枠のレール、玄関のドアクローサー、そしてかばんのジッパーにグリースしてみました。
商品の宣伝文句の通りに匂いはせず、油の香りが好きでない自分的にはかなりいい感じで「動かない」部分をスムーズにすることができました。
梅雨の時期や夏場、台風や暴風雨の辺りは湿気やら雨風やらで、家の内外で扉やレール部分のサビつきや動作の不調がでてきやすいです。
埃やゴミ、ちょっとした汚れが動かない原因の大半だと思いますが、もし錆びてしまってからだと潤滑油だと対応できなくなります。
普段から「少し動きが悪いな」と思ったら、その都度シュッと一吹きしてあげると、気持ちよく動くようになるのでぜひお試しください。
また動物や小さなお子さんが近くにいる環境の場合は、油が飛ばないようにスプレーを紙や布に吹き付けて塗るようにした方が良いと思います。
あとはもちろん「火気厳禁」ですね。
今回使ったグリースは匂いもほぼないタイプなので、私と同じように油っぽい香りが苦手な人はおすすめしますよ。