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防災と災害について考えるブログ

住環境の災害リスクと日本の防災の未来を考えてみました

2020年7月15日

最近の豪雨や地震などの自然災害では、住居が災害によって損壊を受けたり、無事であっても後の生活が大変な状況に置かれるケースが多くなっています。

住居というのは生活する上で必要不可欠なインフラ。

ここをどう災害リスクから遠ざけるかを考えることが、防災そのものにつながると思います。

そんな災害リスクの高い場所と、これからの防災的な展望を考察してみました。

災害リスクが高い場所とは?

ここは住むと危ない、たとえ無事でも「後の生活が大変」という場所。

ざっくり分けて以下の例が挙げられます。

【海辺】

・津波の危険

【川辺】

・氾濫の危険

【山ぎわ】

・土砂崩れの危険

【山中】

・土砂崩れ

・道路インフラの不通により孤立しやすい

とくに水辺は危険ですね。

四国や九州も地震が起きると津波が襲来しやすい地域があって、過去の文献でもその例は多く出てきます。

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私の親の田舎がけっこう深い山中にあって、市街から車で2時間近くかかる上に、近くに川が流れていて、そこを通らなければ自宅にたどり着けないという高リスクな立地条件になってます。

先祖代々そこに住んでいるのですが、実際に親が子供の頃には台風で川の水が増水したときは何度も橋が流されて、家に帰るのに数キロ迂回した山中を通らなければならなかったと聞いています。

住居の立地も山を切り開いた場所にあって、すぐ裏が崖になっています。

まさに絵に書いたような「災害リスク超大」な住居環境なのですが、今までは土砂崩れなどはなく無事に過ごせていました。

ただ最近の雨や風は今までにないレベルになってきているので、たとえ何十年、何百年と耐えてきたような場所でも、たった一回の災害でもろく崩れてしまう可能性は十分にあります。

尋常でない雨量や風をともなった梅雨前線や台風が何度も訪れると、一度や二度ならば耐えていた山や川の許容能力を超えてしまい、ついには決壊、土砂崩れという結果になる危険もありえるでしょう。

私の田舎の家はそんな危険と隣り合わせに立地していて、そのことを先日も親と話し合ったりもしていました。

本家のことなので(我が家は分家です)、こちらがあれこれ言うことはできませんし、今は代変わりして息子さんが後を継いでいるので、親も余計にそのことで話を持ち掛けづらいようです。

私と同じくらいの年齢の息子さんなので、おそらく災害リスクは十分に把握していると思いますが、やはり少し心配ですよね。

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高層住宅は意外に危険

山や川の災害リスクが「郊外に住む人のリスク」だとすれば、高層住宅のリスクは「街中に住む人のリスク」になるということ。

とくに危険だなと思うのが「10階建て以上の高層住宅」です。

浸水そのものは「低層階(1~5階)」以上のフロアは、よほどの増水や津波が来ない限りは大丈夫だと思います。

問題はその後で、もし建物の電気施設が発電設備が地下や一階にあると、浸水で機能を停止してしまう可能性が高くなります。

電気がストップするのはもちろん、エレベーターも止まり、上の階からの移動が困難になります。

何十階もあるような超高層ビルを階段を使って移動するなど、想像するだけで苦痛以外の何物でもないでしょう。

とくに足腰の弱った高齢者や病人にとっては不可能になります。

火災のときの避難の例になりますが、経験した自宅のマンション火災で非常階段を降りる時に祖母を背負って降りたため、一階に着くころは足がガクガクしてました。

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当時住んでいた部屋が14階だったので、たとえ20代のピチピチの私でも修行に近いものがありましたよ。

このように

・電気が止まってエレベーターが止まる

・移動が困難になる

の2つが高層階に住む人にとっては悪夢の始まりとなると思います。

あとは

・水が供給されなくなる

可能性も高い。

給水インフラは電気を使っているので、電気がストップすると水がこなくなる危険があるので、これも注意すべきリスクですね。

今後もし高層マンション等に住む予定のある人は、

・海や川の近くを選ばない

・発電設備や給水設備が地下以外の建物を選ぶ

を目安にすればよいかなと、個人的には思っています。

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災害リスクに強い郊外地域の在り方は?

災害における住環境のリスクを考えた結果、今後進むだろう日本の国土環境の未来を予想してみました。

・過疎地や孤立地域がなくなる

・人口の少ない地域が合併して、郊外のコンパクトシティ化が進む

人口減少と高齢化が進む日本では、過疎地域や孤立地域は自然と消滅していく可能性が高いです。

度重なる災害で住む場所が追われるようなことになると、各集落や村や町が合併して防災に強い街づくりを行うようになると私は予想しています。

先祖代々の土地であったり、それぞれの村の事情もあると思いますが、ここまで災害レベルが上がってしまうと、こうするほかは有効な対策が打てないのではないかと思います。

ドローンが活躍する未来も

ドローンの発達は災害地域の調査や救助にも役立ちます。

今は物資を運んだりするのが限界でしょうが、近い将来、人命を救助できるドローンも出てくると思います。

ヘリと違って無人で飛ばせますし、ガソリンを使わずにバッテリーで動きますから、太陽光や大容量バッテリーが開発されれば、救助ヘリに近い働きができる未来が来ると予想しますね。

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まとめ

災害について考えるところを思うがままに語ってみました。

毎年ごとに強烈になってくる台風や豪雨のレベルは、人の生活や営みを大きく変えていきます。

ここに地震のリスクも加わると、今までのような社会の成り立ちでは対応できなくなると思います。

インフラの修復や建設、山や河川の整備、社会システムの再構築など、為すべきことは山ほどありそうですね。

自然と上手に折り合いをつけながら、来るべき災害にも柔軟に対応していけたらと思います。

対策・体験

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