寒さが厳しくなる冬の季節。
北陸や東北の豪雪をはじめとして、新年が明けてからの関東・東海の大雪など、東日本を中心に降雪が連続しています。
豪雪の怖いところは、車での移動中に立ち往生になったり、家屋を塞ぐような高さの雪だったり、屋根を押しつぶすほどの積雪があるところ。
北国に住む人は冬場の巧拙には慣れているでしょうから、準備や対応は万全だと思います。
ただ、たまたま豪雪地帯を通過したり、宿泊したりする人、豪雪地帯ではない地域に大雪が降る場合は大変ですよね。
今回は積雪地帯の方の情報を参考に「冬の寒さを乗り切ること」を想定した防寒グッズをまとめてみました。
寒さから身を守るための防寒グッズ【14選】
カセットガスストーブ
ボンベを差し込むだけでストーブとして使える便利ツールです。
ガスや電気が使えなくなった時に、これがあるとかなり助かります。
部屋全体は無理ですが、手元や足元だけでも温まるので、寒さが厳しくなる冬場には重宝される暖房アイテムです。
軽量なので持ち運びにも便利ですよ。
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カセットファンヒーター
電源を必要とせずに、カセットガスボンベだけで使えるファンヒーターです。
原理は「カセットガスも炎から電気を生み出し、ファンを作動させて暖気を作る」というもの。
かなりコンパクトで軽量のため、女性でも楽々に持ち運べる点が人気のポイントになっていますね。
先ほどのガスストーブも便利ですが、こちらのファンヒーターはより「安全」に暖を得られるので良ですね。
バッテリー
ポータブル電源や発電機、乾電池です。
電気毛布や電気プレート、スマホ用の充電機器など、いざという時に必要になる防寒・防災アイテムへの電源ソースになります。
ポータブル電源は事前に蓄電できるのであれば、安全で使い勝手が良いのでおすすめです(ソーラーパネルは雪や曇りで使えないと想定して)
発電機は燃料に石油を使うため、室内や車内で使うのはおすすめできませんが、カセットボンベ式であれば安全で確実かと思います。
乾電池はスマホの充電レベルであれば、そのまま使用できるので便利ですね。
電気があるとかなり暖房器具は自由に使えるようになるので、ぜひ自宅や車に常備しておきたいところです。
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カイロ
熱源を必要としない防寒グッズです。
便利なのは袋から取り出すだけで温かくなることです。
携帯サイズで服に貼り付けたりできるので非常に便利。
全身をくまなく温めることはできませんが、手足や首、背中、脇の下など「血流が集まっている場所」に貼り付けることで、温かくなった血液を全身に送り込むことができますよ。
サバイバルシート
サバイバル用の防寒グッズです。
特殊な加工をしてある防寒用の生地でできており、軽量な上に保温効果が高いため、アウトドアや軍隊、レスキュー隊の装備品として使われることがあります。
ただ発汗を伴うことがあり、内部で結露を伴うことがあるために、冷えによる風邪のリスクには注意ですね。
サイズが小さく折り畳めるので、車内避難など狭い場所での利用には便利ですよ。
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着る毛布
衣服スタイルで着用できる毛布です。
冬場の部屋着としてかなり便利で、保温効果も高いです。
部屋着としての暖房毛布になりますが、車内で過ごす時の防寒毛布としても役立ちます。
そのまま寝れるのが便利で良いですよね。
電気毛布
電源が確保されている場合だと役立つアイテムです。
サイズも様々で、室内用だと就寝用にも使えますし、車内避難の場合だとひざ掛けサイズとしても便利です。
ただ継続して利用していると、体内から水分を奪って乾燥しがちになるので、適度な水分補給をおすすめします。
靴下・手袋・帽子・マフラー
手足や頭を低温から守る衣服です。
ヒートテック生地か、ウィンタースポーツ用の生地のものだと安心です。
帽子はロシア風のものが屋外での行動に便利かもしれません。
マフラーがあると完璧ですね。
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保湿クリーム
肌の乾燥を防ぐクリームです。
肌が弱い人だと、気温の低下で肌がカサカサになり、ひび割れができて出血することもあります。
私自身がそうなのですが、これが結構痛かったり、傷口から雑菌が入ると悪化することもあり得るので、バカには出来ません。
保湿クリームで肌を守ることで気持ちも安定します。
雪で自宅や車内で閉じ込められたときに、健康を守るためのアイテムの一つです。
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滑り止めアイテム(車・歩行者)
雪道や凍った道路、歩道でスリップしたり、転倒することを防ぐアイテムです。
車であればスタッドレスタイヤやチェーンを、歩行者は靴につけると転倒を予防できます。
雪が踏み固められてアイスバーン状態になった道路や歩道は非常に危険です。
車であれば大事故に、歩行者でも大けがにつながってしまいます。
それぞれのアイテムを事前に用意しておくことで、安全な走行や歩行が保証されます。
スタッドレスタイヤ
⇒【4本セット】 14インチ GOODYEAR(グッドイヤー) スタッドレスタイヤ
タイヤチェーン(布製)
⇒ISSE Safety(イッセ セイフティー) 布製タイヤチェーン スノーソックス オートセンター機能搭載
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歩行者の靴滑り止め
食料・水
非常食や長期保存タイプの飲料になります。
熱源や水なしでそのまま調理できるレスキューフーズや、缶詰系の食材は、大雪で外出できなかったり、車内で閉じ込められたときに役立ちます。
またチョコやナッツ、エネルギーバーなどもカロリー・栄養補給に必須ですね。
もちろん飲料水も確保しておきたいところ。
食料や水は生き抜くために必須のアイテムなので、ぜひ普段から備蓄することをおすすめします。
トイレ
車中泊はもちろん、自宅でも水道管が凍って水洗トイレが使えなくなったときに役立つアイテムです。
食べたり飲んだりすると出るものは必ず出ます。
そのときに出先を確保しておかないと「えらい」ことになります。
とくに車中泊では必需品ですよね。
ということで、必ず備蓄しておきましょう。
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ライト
視界を確保するための必須アイテムです。
電気が止まってしまうと周りが見えなくなります。
自宅でも車中泊でも、災害時の視界の確保は必須。
その際には、できれば両手が確保できるヘッドライトがおすすめです。
冬場だけでなくオールシーズンで役立つ防災グッズなので、まずは常備しておくことをおすすめします。
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シャベル
雪で車内に閉じ込められたり、積雪で移動経路が塞がれた時のための作業用グッズです。
アウトドア用のしっかりしたものがおすすめです。
自宅用のものは大きめの本格的なタイプ(角型と剣先型)を、車に常備する場合は、折り畳みサイズのものが便利です。
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まとめ
冬場の寒さは1月から2月にかけて特に厳しさが増します。
降雪やそれに伴う積雪も今後は全国で多く見られると思うので、ぜひそのときのために事前に準備しておくことをおすすめします。
災害時の車中泊に関しては、以下の記事でも触れていますので、よければ参考にしてくださいね。
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