寒さが厳しくなる冬の季節。
昨年末の北陸や東北の豪雪をはじめとして、新年が明けてからの関東・東海の大雪など、東日本を中心に降雪が連続しています。
関東や東海の広範囲で降雪が続いていたようです。峠は越えたとのことですが、夜中の路面凍結には要注意をとのこと。先週の東北や北陸の豪雪でもそうですが、ここ数年は冬の寒さがより厳しくなっている印象がありますね。https://t.co/vdYMeGSXiT#降雪 #豪雪 #積雪
— 街の防災研究家 (@bousaitarou) January 6, 2022
気候変動の影響なのでしょうか?
冬の寒さが例年よりも厳しくなってきているように思いますね。
豪雪の怖いところは、車での移動中に立ち往生になったり、家屋を塞ぐような高さの雪だったり、屋根を押しつぶすほどの積雪があるところ。
北国に住む人は冬場の巧拙には慣れているでしょうから、準備や対応は万全だと思いますが、たまたま豪雪地帯を通過したり、宿泊したりする人、豪雪地帯ではない地域に大雪が降る場合は大変です。
雪こそ降りませんでしたが、阪神淡路大震災のときは真冬だったので、それなりに寒い思いをしました。
【地震体験】22年前の阪神淡路大震災で体験したこと、感じた事
しかも現地は停電していて、暖房器具などを使えない状態だったので、色々と工夫した記憶があります。
そんな過去の体験や積雪地帯の方の情報を参考に「災害時に冬の寒さを乗り切ること」を想定した防寒グッズをまとめてみました。
目次
寒さから身を守るための防寒グッズ【11選】
想定しているのは「災害直後の電気が通じていない」状況です。
具体的な場所は「自宅」「車」「避難所」の3パターンになります。
【1】カセットガスストーブ
カセットコンロと同じく、ボンベを差し込むだけでストーブとして使える便利ツールです。
震災でガスや電気が使えなくなった時に、これがあるとかなり助かります。
部屋全体は無理ですが、手元や足元だけでも温まるので、寒さが厳しくなる冬場には重宝される暖房アイテムですね。
【2】カイロ
熱源を必要としない防寒グッズです。
便利なのは袋から取り出すだけで温かくなることです。
携帯サイズで服に貼り付けたりできるので非常に便利。
全身をくまなく温めることはできませんが、手足や首、背中、脇の下など「血流が集まっている場所」に貼り付けることで、温かくなった血液を全身に送り込むことができますよ。
【3】サバイバルシート
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サバイバル用の防寒グッズです。
特殊な加工をしてある防寒用の生地でできており、軽量な上に保温効果が高いため、アウトドアや軍隊、レスキュー隊の装備品として使われることがあります。
なので災害時の保温グッズとしては最適ですが、発汗を伴うことがあり、内部で結露を伴うことがあるために子供さんや高齢者には不向きかもしれません。
とはいえ、サイズが小さく折り畳めるので、車内避難など狭い場所での利用に便利ですね。
【4】着る毛布
衣服のように着用できるタイプの毛布です。
冬場の部屋着としてかなり便利で、保温効果も高いです。
サイズが大きめなので、室内仕様に向いていると思います。
【5】電気毛布
電源が確保されている場合だと非常に役立つアイテムです。
サイズも様々で、室内用だと就寝用にも使えますし、車内避難の場合だとひざ掛けサイズとしても便利です。
ただ継続して利用していると、体内から水分を奪って乾燥しがちになるので、適度な水分補給をおすすめします。
【6】ポータブル電源・乾電池
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電気毛布や電気プレート、スマホ用の充電機器など、災害時に必要になる日常必需品の電源ソースです。
事前に電気をチャージしておく必要があるので、石油を必要とする発電機とは違い、単体では電気を作り出すことはできませんが、ソーラーパネル仕様だと無限のエネルギー補給が可能です。
ただ冬場の豪雪地帯だと太陽そのものが出ていないことが多いので、代わりに長期保存タイプの乾電池を持っておくと便利かもしれません。
【7】靴下・手袋・帽子
手足や頭を低温から守る衣服です。
ヒートテック生地か、ウィンタースポーツ用の生地のものだと安心です。
帽子はロシア風のものが屋外での行動に便利かもしれません。
【8】保湿クリーム
肌の感想を防ぐためのクリームです。
肌が弱い人だと、気温の低下で肌がカサカサになり、ひび割れができて出血することもあります。
私自身がそうなのですが、これが結構痛かったり、傷口から雑菌が入ると悪化することもあり得るのでバカには出来ません。
保湿クリームで肌を守ることで気持ちも安定しますし、余計な体調の悪化は病院が利用できない災害時には禁物なので、少しでも身を守るための冬場のアイテムとして大切なものの一つです。
【9】チョコレート(氷砂糖)・ナッツ・ドライフルーツ・水
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自宅で被災した場合は食料や水は、おそらくそれなりに備蓄や普段用のストックはあると思うので、必要ないかもしれません。
外先での被災や車内避難をする際は、場所をとらずに保管もしやすい、これらの食料や水はあると随分助かります。
チョコレート(氷砂糖)はカロリー補給、ナッツは脂肪分やたんぱく質、ドライフルーツはビタミンや食物繊維、水は生命維持の源として必須です。
とくに冬場は体力を消耗しやすいので(熱を奪われるから)、糖質の高いチョコレート(氷砂糖)と脂肪分の高いナッツの存在は貴重です。
食材はジップロックなどに一食分をいくつも分けて常備しておいたり、水は500mlサイズのものが持ち出し時や車での常備に便利ですね。
【10】ライト
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視界を確保するための必須アイテムです。
できれば両手が確保できるヘッドライトがおすすめ。
冬場だけでなくオールシーズンで役立つ防災グッズなので、まずは常備しておくことをおすすめします。
【11】スコップ(ショベル)
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雪で車内に閉じ込められたり、積雪で移動経路が塞がれた時のための作業用グッズです。
アウトドア用のしっかりしたものがおすすめです。
車に常備する場合は、折り畳みサイズのものが便利だと思います。
まとめ
以上が災害時のための防寒グッズになります。
冬場の寒さは1月から2月にかけて特に厳しさが増します。
降雪やそれに伴う積雪も今後は全国で多く見られると思うので、ぜひそのときのために事前に準備しておくことをおすすめします。
車に閉じ込めれた際の防災法としては、キャンピングカーの記事で必要なことをまとめているので、そちらを参考にしてください。
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