防災と災害について考えるブログ

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【飲めるごはん】アレルギー対策もばっちり!農協の防災飲料を紹介!

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非常用の備蓄飲料の紹介です。

これまでいくつかの防災ドリンクを取り上げてきましたが、今回はその中でもより震災体験をベースにした飲み物で、さらに素材にも気を配ったヘルシータイプ。

ではその詳細を取り上げていきましょう。

 

「飲めるごはん」とは?

 

今回の防災飲料のネタ元になったサイトはこちらです。

www.fnn.jp

フジテレビ系ニュースサイトFNNからの情報です。

防災に関する情報を色々調べていた時に、上記の記事を発見し、詳しく読んでみて「おっ、これは!」といくつかのポイントに注目して取り上げることにしました。

すでに冒頭で触れたように「震災体験をベースにした飲み物であること「農協によるヘルシーな素材を使用していること」の2点がそれになります。

まず第一の「震災体験をベースにした」というところ。

上記のサイトでは「震災を体験した神戸の会社が開発した」とだけ述べていましたが、さらにそこを掘り下げようとネット上で「神戸 飲めるごはん」で検索したところ、以下のサイトにたどり着きました。

news.goo.ne.jp

上のニュースサイトの記事写真に出ている方が、この商品の考案者で貿易会社ミツレフーズの三宅利巨さんです(同社社長)

www.mitsure.co.jp

ニュースサイトの内容を以下にまとめてみましょう。

 

・震災に遭った際に、加水や加熱をせず主食を取れる非常食のアイデアが浮かんだ

 

・取引のあった和歌山県の飲料メーカーに協力を要請し、輸入商材の穀物を使う飲料開発に乗り出した

 

・飲み物でありながら穀物の粒感を出すことにこだわった

 

・米粒を八つに割る方法を取り入れ、コップに注いだときに水分と穀物が分離せぬようもち米で粘り気を付けた(砂糖ベースの味付け、缶に詰めた後の高温殺菌)

 

・5年の長期保存にもめどを付けた

 

・1997年に完成し、穀物3種を用いることにちなみ「三穀食」と名付けた

 

・自前の販路もPRのノウハウもなかったので当初は苦労したが、JAとの協業によって状況が一変した

 

(上記ニュースより)

 

24年前の阪神淡路大震災を経験された時に、そのときの苦境がもとになって商品が開発されたということ。

私と同様に同地で震災体験を受けたということで、この時点で共感が湧いてきました。

www.bousai1000.com

一方の協同相手のJAさんですが、正式にはJA北大阪ということ。

こちらも「16年の法改正により、農協は農家の所得向上に努めることが定められた」ことがきっかけで、売り上げを増やすため「三穀食」に注目したといいます。

 

原料米を地元産に切り替えて、加工品として価値を高める戦略だった。JA北大阪は18年2月、ミツレフーズから商品の権利を譲り受ける契約を締結。ネーミングに頭をひねり、ひと目で中身と用途が分かる「農協の飲めるごはん」への変更を決めた。

 

(上記ニュースより)

 

農協の防災飲料へと生まれ変わった「三穀食」は「飲めるごはん」にネーミングも変更し、昨年(2018年)の8月に販売を開始。

長年に渡り、日本の農産物の流通を総べてきた農協が、押し寄せる時代の波と業界内の改革の風を受けて、JA北大阪が新たな農産物の生産活性化の一環として発売したのが、この「飲めるごはん」ということになりますね。

ではその素材や味わいというのは、どのようなものになるのでしょうか?

 

「飲めるごはん」がヘルシーな理由

 

今回の記事のネタ元になったFNN PRIME(冒頭で紹介)での情報を基に、その詳細を追求していくことにしましょう。

 

まず主な原料ですが「米、小豆、はとむぎ」の3種類の穀物となっています。

飲料には「国がアレルギー表示の対象にしている卵や小麦、そばなどの27品目は使用していない」ということで、アレルギー体質の人への配慮が見られます。

味わいは「ココア風味」「梅・こんぶ風味」「シナモン風味」の3種類。

こちらも深い戦略があるようで、以下の内容をJA北大阪の商品担当者が記事インタビューで語られています。

 

海外でも大きな災害が増えており、海外の方(特にアジア圏)にはスパイスとして欠かせない「シナモン風味」、日本人の口に合う落ち着いた風味となるよう「梅・こんぶ風味」、お子さんにも抵抗なく口にしてもらえればといった思いから「ココア風味」を、それぞれ選びました

 

最近は世界的な気候の変動を受けてか、東南アジアでも地震や津波が頻繁に発生しています。

今後そうした地域からの需要が見込まれると判断して「シナモン」をチョイスしたところに面白さを感じますね^^

もちろん日本国内向けの味わいや、低年齢層にも飲みやすい味わいを考えているところに工夫が見られます。

それが「梅・こんぶ風味」「ココア風味」だということですね。

飲料には、地元で採れたお米「ヒノヒカリ」を使っており、地元農家の農産物の販路先としても生かされています。

まさに地産地消ですね。

加えて「嚥下(食物を飲み下す)能力が低下した高齢者にも飲みやすくしている」となっており、幅広い年齢層にも対応できる魅力も見逃せません。

以上のポイントをまとめてみましょう。

 

・国がアレルギー表示の対象にしている食材を使っていない

・国内外や幅広い年齢層に対応できる3種類の味わいになっている

・原料に地元のお米を使用している

・高齢者が飲みやすいような口当たりにしている

 

となりますね。

 

まとめ

 

以上が「飲めるごはん」の詳細の紹介になります。

もともとは震災を体験した、会社の社長さんが考案した飲料として目に入りましたが、農協とコラボレートして原料を国産にすることで商品価値を高めたこと、JA北大阪に飲料の権利を譲渡することで販路の拡大が可能になったことは、すごく胸に響きました。

まさに世界に羽ばたく「神戸発」の防災飲料に変身したわけですね^^

同地で起きた震災体験者の一人として、「飲めるごはん」が国内や世界各地の被災地で人々の役に立てるよう、今後も続けて応援していきたいと思います。