防災と災害について考えるブログ

防災情報や防災用品のレビュー、災害の実体験を綴っていきます

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【防災番組】「たけしニッポンのミカタ:防災最前線SP」レビュー!プロおすすめの防災グッズとトンネル火災情報が役立った!

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ビートたけし氏とTOKIOの国分太一氏が司会を務める情報バラエティ番組。

 

たけしのニッポンのミカタ! | TVO テレビ大阪

 

関西在住なので大阪テレビで見ていますが、東京テレビ製作ということもあって、関西系のお笑い芸人ノリもない、私の好きなシンプルな番組進行となっています。(カンブリア宮殿やワールドビジネスサテライトなども)

そんな今回の放送は「防災特集」。

www.tv-tokyo.co.jp

正確なタイトルは「ニッポンの防災最前線」ということで、建物や民家、公共建造物での防災について取り上げていました。

番組の流れに沿って、それぞれの防災情報で気になったり、これは欲しい!と感じた防災グッズについて触れてみたいと思います。

 

 

「六本木ヒルズ&東京都」備蓄倉庫の防災状況はどんな感じ?

 

 


  

まずは建物の防災についてです。

最初に出たのは六本木ヒルズの備蓄倉庫。

六本木ヒルズといえば、セレブやお金持ちの集まる高級ビルというイメージしかないのですが、実は意外にも同ビルは東日本大震災の際にも、帰宅困難者のために食糧を提供していたということ。

そのビルの地下に収められている防災食料はかなりの量で、なんと27万食

実際の災害時だとあっという間になくなってしまうかもしれませんが、それでもある程度の人数が数日間は命を保てそうな量はありそうです。

ヒルズ関係者のためだけでなく、大規模災害時での帰宅困難者のために、公共機関(おそらく東京都)から委託されて、防災用品や食料の備蓄を勧めているのだとか。

その中でも特に取り上げられていたのが、サタケのマジックライス。

マジックライスといえば、このブログの初期の記事で「10年以上前の防災食料を食べることができるのか?」という無謀な試みを自分の胃袋を使って挑戦した記憶がありますが(笑)、普通に美味しく無事に食べられたので「日本の防災食料すげえ!」と驚愕した覚えがあります。

www.bousai1000.com

ほかにも尾西食品の防災フードや、水なしで簡単に栄養分が摂取できるミルクスティックなどもあり、かなり充実してるなという印象でした。

 

さらに六本木ヒルズでは独自の水源を用意しており、災害ろ過装置も完備していて、実際に災害が発生した時には、このビルだけで生き抜いていけそうに思いましたね(笑)

これに対して日本最大の地域行政である東京都は、予算の関係からか、その自治体の規模にも関わらず、意外なほどに少なめの備蓄食料品の準備量でした。

 

 

備蓄用の倉庫のレンタル費用など、限られた予算のなかで賄う必要があるために、どうしても数量や種類は六本木ヒルズには見劣りしましたが、基本的には東京都は炊き出しをメインに考えているとのことで、防災食料品そのもので勝負ではないんだよ我々は!という立場の違いがあるようにも感じましたね。(我が自治体はどうなのだろうか?)

 

防災のプロお勧めの備蓄グッズ!

 

次は千葉の「防災御殿」と呼ばれる場所に移動です。

そこは一見すると一般人の普通のご自宅のようでしたが、番組スタッフが中にお邪魔すると、奥様が出てこられて中の紹介をするや否や「ええーっ!」と。

ごくごく普通の民家(といっても、かなり裕福な感じでしたが)の中には、さまざまな仕掛けが施されていて、その大きな一つに「防災装置の自動起動」がありました。

ネットでつながっている緊急地震速報を受信すると、自動的に電源スイッチが入り、各所の防災装置(扉が開いたり、シャッターが上がっていったりなど)が起動するというものです。

私も経験しましたが、大きな震災がくると、家具や建物が倒壊して出入り口が閉ざされる恐れがあります。

www.bousai1000.com

そのようなことがないように、緊急時に自動的に脱出場所を確保してくれるこのシステムは、確かにすごいなと感動しました。

ほかにもトイレの扉の下に小さな出入口をつけたり(狭いトイレで閉じ込められないように)、庭に井戸を設置して水源を確保したりと、おそそ一般家庭とは思えない意識の高さというか、防災仕様に「この人、いったい何者だ?」となりましたね。

実はこの方、危機管理アドバイザーの資格を持つ、その道の達人で、国崎信江さんとおっしゃる女性。

 

国崎信江(くにざき・のぶえ) | TEAM防災ジャパン

 

国や東京都の防災関係の組織にも協力しているということで、それはこれだけの設備を整えられるわと納得しました。

www.kunizakinobue.com

そんな防災のプロは重要な防災グッズを、玄関脇のウォークインクローゼットの中に収納しており、簡単に紹介されたものだと、

 

・懐中電灯

・カイロ

・タオル五枚

ヘッドライト

・水を加えるだけで使えるledライト

・水電池

・耐切創手袋

 

などがありました。

前半は意外に普通の防災用品でしたが、後半の水電池と手袋は初めて知ったものばかりで驚きの連続。

水を加えるだけで使えるライトや、水で充電できる水電池、そしてガラス片に強い手袋など、こんなものがあったのか・・・と感心しっぱなしの防災用品が目白押しでしたね。

この勢いだと、きっと防災用の食料品も画期的な新商品を紹介してくれるはず・・と期待していて続きを見ていましたが、意外にも国崎さんから提示されたものは、ごくごく普通のものばかり。

「乾物」「調味料」など、普段から取りそろえるものばかりで、こんなものが非常時に役立つの?と思ってしまいました。

しかしこれが一番役に立つそうで、普段の延長線上で備蓄食料を用意することが大切なのだとか。

国崎さんが書いておられるコラムに詳しいことが書かれていたので、そのまま抜粋しておきますね。

 

「ローリングストック」というカタカナ文字で表記されることもあります。

アルファ米や乾パンなどの非常食ばかりをそろえると、賞味期限が迫り平時にそれを食べるとき、つらく感じてしまうこともあります。

捨ててしまう備蓄方法にもったいなさを感じた体験や、食べ慣れた味で栄養バランスの良い食事をとりたいという思いから「家庭内流通備蓄」が始まったのです。

レトルト食品の賞味期限は長くても1年程度ですが、日頃の食卓で消費したら買い足すというシステムにすると、賞味期限はさほど気にならず、しかも災害時にはバラエティーに富んだ献立を作ることができます。

レトルト商品はスパゲティのソース、牛丼、親子丼や中華丼などの丼物、スープなどさまざまな種類があり、温めるだけで食べられる手軽さが災害時にも向いています。

ほかにものりや煮干しなどの乾物や果物の缶詰、野菜ジュースや果汁ジュース、梅干しや蜂蜜などの長期保存の食材も役に立ちます。

食事の面でも、買い物のついでに災害時の食事をイメージして準備することで食材選びの楽しさも増すことでしょう。

NHK そなえる 防災|コラム|楽しみながら継続する防災の知恵

 

このように日常生活の延長で非常時に備えることのできる「家庭内流通備蓄」は、その名の通り、簡単に普段の食材で防災食料に替えることができるので、非常に便利です。

その中の一つを番組では紹介しており、それが「そうめん」でした。

普通なら非常時の食料で「麺類」といえば、カップ麺を想像しますが、カップ麺は意外にも水を多く使うので不適格なのだとか。

「そうめん」だと、カップ麺で使う水の量「1600ml」の半分「800ml」で調理できるので、水の節約に大いに役立つといいます。

さらに残りの水も再利用できるので、すべてが考えつくされた「家庭用の食材の非常食への転換」という感じがしますね。

その後は避難用のテントを家の中で組み立てて、家庭内キャンプを実行されていました。

テントも災害時の避難用具として非常に役立つもので、プライバシーのない避難所生活でも、テント一つあれば十分な生活空間が確保できます。

www.bousai1000.com

国崎さんは普段から家の中で定期的にテントを組み立てて、備蓄食料の消費期限が切れかかったものを調理して、ローリングストックを実行されていたようでした。

我が家の狭さでは不可能な話ですが(苦笑)、こういった事前練習があれば、いざというときに問題なく行動できるというものですね。

そんな国崎さんおすすめの防災グッズがスタジオで紹介されていたので、以下に簡単に紹介しておきましょう。

 

ウェット手袋

水を使わずにシャンプーができる手袋。

水が大切な非常時に大変便利。

>>ウェット手袋の購入レビュー

 

防煙フード型マスク

火災用の非常用マスク。

フード部分は難燃性素材ポリイミドフィルム採用と薄型レンズで広い視野確保し、耐熱400度で飛び火などから頭髪への着火を防ぐ優れもの。

マスクは繊維性活性炭使用し、危険なガスや吸着ろ過します。(米国assay technology社による有毒ガス5種の試験をクリア)

*上記商品サイトからの商品説明を引用しています

 

タスカルグリーン

一見は普通の鉢植えですが、鉢の中に防災グッズが収納されています。

さらに便器にもなるということ!

中に便座が入っており、鉢植えの植木の部分を取って、鉢植えに取り付ければ非常時にも簡単に用が足せます。(ただし少々割高です)

 

トンネル火災の対処法について

 

from: swissinfo.ch 

 

最後のコーナーは「トンネル火災」です。

自然災害ではありませんが、これも立派な防災情報。

車で移動中にトンネル内で火災が発生したら、大災害に発展する恐れがあるので、対処法は知っておきたいもの。

そんな防災情報にトライするのは、女優の伊藤かずえさんです。

 

 

芸能界きっての車好きということらしく、ご自身の車で登場です。

さらに一日消防署長を何度も務められたという経験もあり、消火活動にも慣れているということ。

そんな伊藤さんが向かった先は、横浜北トンネル。

横浜北線(横羽線~第三京浜)2017年3月開通!:きたせんが「キタ!」:きたせん

「首都高速神奈川7号横浜北線」内にあるトンネルで、同道路の7割がトンネル構造になっているそう。

最新の設備が整っているということで、実際に体験しておられました。

過去にあったトンネル内で発生した火災事故の様子を動画で紹介したあとに、市の職員のガイドで対処法を紹介していきます。

その流れは・・・

 

①非常電話を探す

車を安全な場所に停めて、緊急連絡先に電話します。

道路脇に数十メートルおきに設置された非常用電話のボックスを開けると、

 

・故障

・事故

・救急

・火災

 

の4つのボタンがあって、状況に応じてプッシュすると、管制室につかながるといいます。

その際には電話の上部に記載されている「四桁の番号」を伝え、事故や火災が発生した場所を特定できるようにします。

ボタン式だと、外国人や会話が不自由な人でも管制室に連絡できるということ。

 

②初期消火

火災の際には、できれば行って欲しいということです。

初期の段階で鎮火できれば、大きな火災に発展しなくて済むので、被害も最小限に抑えられます。

その際も、壁に消火用の設備が収納されているので、非常用電話で使用法を聞いて使うと良いかもしれません。

 

③脱出

火災が激しくなると、煙が3分ほどでトンネル内に充満するといいます。

煙が高温だと火傷を負う危険もありますし、窒息の危険も高まります。

こんなときは姿勢を低くして、非常扉を探すこと。

最新式の設備が整えられたトンネル内だと、道路脇に非常用の脱出口が設置されています。

番組で紹介されたトンネルでは、地下に脱出できるように工夫されており、スロープで地下の避難通路に到達できるようです。

ただし非常扉は煙が侵入しないように、一定時間がくると扉は自動的に閉まるようになっているので、その際は足で蹴ると簡単に開くので問題ないとのこと。

避難通路は外につながっていて、番組では15分ほどで地上に脱出することができていました。

すべてのトンネルがこのような最新式でないので参考になるのかどうかわかりませんが、近い将来には全トンネルがこのような設備が常設されると期待したいので、その際にはあの非常用脱出トンネルで気持ちよく滑り降りたいものです(笑)

 

まとめ

 

かなり密度の濃い放送内容だった「防災の最前線」特集。

以前にもNHKの「超絶凄ワザ!」で密度の濃い防災特集を組んでいましたが、今回は防災用品以外の情報も盛り込んだ、より総合的な防災SPだったかと思います。

個人的には防災のプロの紹介する防災グッズが良かったですかね。

自分の知らなかった商品が色々あったりして、これはまた買い揃えないといけないなと思いました。

最後のトンネル内の防災設備もかなり面白く、自分の住む地域のトンネルにもこのような最新設備が施されていたら、非常時にはすごく助かるのになと感じました。

防災グッズ、防災設備ともに常にリニューアルしています。

このブログでもそうした流れに取り残されないよう、可能な限り新しい防災情報をチェックしていこうと思います。

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