災害用トイレ用品の実体験レビューです。
以前に体験した阪神淡路大震災では、水の供給が完全にストップしたので、しばらくは不便な思いをしたことがあります。
【災害体験】20年前の阪神淡路大震災で体験したこと、感じた事
数日して始まった配給のおかげで、飲料水に関しては特に不足することはなく生活できましたが、トイレに流す水が足りなくなってきて焦った記憶があります。
最初は備蓄してあったペットボトルの水や、配給される水、溜めてあった雨水やらで流していましたが、毎回のことだったので水の量が追いつかなくなり、最後にはビニール袋に新聞紙を入れて、そこに大小便をしていました。
当時は真冬だったので、それをゴミ捨て場に捨てても酷く匂うことはありませんでしたが、暖かい季節だとすぐに排泄物の腐敗が始まって、病気が広まることもあったかもしれません。
そのときの経験から、水の不足しがちな災害地ではトイレ用品の充実が水や食料品以上に大切なのだと確信し、災害用のトイレ用品を備蓄するように心がけています。
今回はそのうちの一つ「トイレの凝固剤」を紹介したいと思います。
トイレ用の凝固剤を紹介
ホームセンターや大手雑貨ショップでも販売されている簡単なタイプです。
油を固めるキッチン用品と同じ働きをすると思われます。
10個入りで、安全安心の日本製です。
使い方は非常に簡単。
ゴミ袋を便器と便座の間に挟み込んで、その中に凝固剤を入れて用を足すだけです。
大・小便ともに可能ですが、あくまで水分を固めるものなので、現場では小用に使うか、軟便での対応を考えたほうが良さそうですね(汚い話ですが^^;)
実際におしっこをするわけにいかないので、コップの水を普通のビニール袋に入れて凝固剤で固めてみるという流れでいこうと思います。
「トイレの凝固剤」使用感レビュー
こちらが今回使用する凝固剤1パックです。
1パックの凝固剤が固めることができる水の量は約400㏄ということ。
コップ一杯の量が100㏄の量なので、4杯分の水をビニール袋に入れていきます
凝固剤を投入します。
入れた瞬間に少しトロッとなってきましたね!
ゆっくりとですが、着実に固められていきます。
中身を見てみると・・・
お~、しっかり固まってますね^^
ほぼ「プルプル」状態です。
これくらいの粘度なら「燃えるゴミ」として捨てることができますね!
まとめ
凝固剤を使った尿や便の処理の方法でしたが、如何だったでしょうか?
凝固剤を入れるとすぐに固まったので、実際の現場ではかなり重宝されそうですね。
他の非常用トイレ用品と違い、使い方が非常に簡単なことも高ポイント。
ただ尿や便の入ったビニール袋の口を閉じる手作業が加わるため、そういうことに慣れていない人は少々辛いかもしれません^^;
まあ、そこは何事も慣れということで・・(汗)
今回購入したのは1パック10袋入りタイプでしたが、他にも多くのタイプが市販されているようなので、ぜひ一度購入して試してもらえたらと思います。
防災用品は被災した時に初めて使うよりも、事前に練習しておいたほうが失敗しないで済みますからね。
水が不足しがちな災害時の備えにぜひ^^
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