相次ぐ「大型自然災害」を受けて、自分の中でもう一度「防災用品」の整理をしないといけないなと感じるようになりました。
いざというときに、これだけは必要だと思うアイテム・・・
そこで挙げたのが、以下の「6つの要素」です。
・熱源
・水
・食料
・衣服
・衛生用品
・通信&移動用品
被災した時にこれだけをコンパクトに持ち出すことができれば、とりあえずの急場は凌げるのではないでしょうか?
それぞれに当てはまる防災アイテムを具体的に見ていきたいと思います。
緊急時の持ち出しアイテム
熱源(火、ライトなど)
地震などの大型災害が起きて、まず一番に機能しなくなるのがインフラ基盤です。
特に電気は一番に遮断されることが多く、停電という形であらゆる文明生活がストップしてしまいます。
照明器具やキッチン、トイレ、風呂などが使えなくなるということですね。
中でも食事の際に火力が使えないとなると、保存食品を備蓄していない限りは、食事にも不便をこうむることになりますし、冬場だと寒さ対策もとれなくなります。
なので、なにはともあれ、まずは熱源を普段から確保しておくことが大切です。
防災アイテムの基本は「シンプルであること」。
どのジャンルでもそうですが、携帯性に優れたものを中心にピックアップしてみました。(商品リンクと紹介レビューリンクあり)
マッチ
ライター
ろうそく
ガスコンロ
LEDライト
ポータブルバッテリー
照明と調理、生活家電に必要な携帯性の高いアイテムを取り上げてみました。
マッチは防水用のもの、ろうそくは長時間使用のもの、ガスコンロは小型のもの、LEDライトはヘッドランプ式のものを揃えておくと、災害時には便利です。
ポータブルバッテリーは、AC出力が150~500w前後の家電製品であれば対応可能だと思います。(生活家電以外の通信ツールのバッテリーとしても有用です)
水・食料
生命の維持に不可欠な必須アイテムです。
これがなければ生きていけませんから。
かといって、普段と同じようなものを期待してはダメです。
あくまで災害時であるという想定と覚悟のもとで、保存が効くものを中心にピックアップしてみました。
長期保存水(2ℓと500ml)
保存食パック
野菜ジュース(長期保存用)
おやつ(甘いもの)
最低限の水と食料、精神を安定させたり、ストレスを発散するための甘いものを取り上げてみました。
これなら栄養バランスもとれますし、甘さも適度にあるので良いと思います。
衣服・下着
服に関しては、普段着のもので良いと思います。
防災用に準備するとすれば、登山ジャケットのような軽量で丈夫な、上に羽織るタイプではないでしょうか。
下着も女性は男性用のものを用意したほうが、災害時の性犯罪を防ぐために良いと考え、それっぽいものをピックアップしてみました。
ジャケット
下着・インナーシャツ
色合いは黒に統一してみました。
被災地では性犯罪が野放しになっている可能性があるため、女性が女性らしい服装をしていると狙われやすいという危険を想定したものです。
下着やインナーシャツも、避難所で洗ったものを乾かすときに干していると、黒のものだと女性と認識されにくいという観点で選んでみました。
衛生用品
歯磨きやシャンプー、ボディソープのようなものから、トイレ用品、怪我の手当て用、女性であれば生理用品、持病持ちの人は薬など、幅広くあるジャンルです。
ここでは最低限のものをピックアップしてみました。
旅行セット
女性用持ち出しセット
ウェットティッシュ
バンドエイド
消毒液
包帯
携帯トイレ
ポリ袋
新聞紙
サランラップ
以上が衛生用品になります。
体を清潔に保つためのセットから、携帯用トイレ、怪我をしたときの最低限の処置ができるものを揃えてみました。
ほかにもサランラップ、新聞紙、ポリ袋など、生活上に必要なものを組み合わせてピックアップしています。
「ポリ袋、新聞紙」は携帯トイレと一緒に取り上げてみましたが、ポリ袋に新聞紙を入れて代用できるので、どちらか一方だけでも良いと思います。(他の用途にも使えるので、かなり万能です)
サランラップは食事の際に水を使わずに食器を使える用途や、食材を保存するのに便利ですね。
軽量なものが多く、自宅に置いておくものと、移動用のものとに分けて保管できるところ、リュックに小分けにして収納できる良さがあると思います。
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通信・移動用品
ラジオや電池、スマホ充電器、リュック、靴、ヘルメットなどです。
災害情報を得たり、被災地を移動するのに必要なアイテムを揃えてみました。
ラジオ
単三電池
スマホ充電器
>>災害時の電力不足に!電池交換式モバイルバッテリーの使用感レビュー
貴重品入れ(財布や保険証のコピーなど)
リュックサック
安全靴
ヘルメット
ワンタッチテント
災害情報を得るためのラジオやスマホの充電器はもちろん、貴重品を収納するミニバッグも何気に大切でしょう。
また、これまでの防災用品を収納するリュック、瓦礫やガラス片が散乱する被災地を安全に移動するための靴、頭部の安全を保護するためのヘルメットがあれば、安心して災害場所で活動ができます。
あとは初心者でも簡単に組み立て可能なワンタッチ式のテントがあれば非常に便利。
雨風を防護して避難場所でのプライバシーが保たれるだけでなく、自宅内で避難する場合も、冬場であれば気温の低下を少しでも防げる利点があります。
収納も簡単で、ショルダー式に担げるので携帯性も抜群です。
まとめ
以上が、個人的に考えた「被災地で必要な最低限の防災アイテム」となります。
できるだけ簡単に、かさばらず、年齢や性別を越えて使いやすいような感じにしてみましたが、如何でしょうか?
あくまで私の経験と外部情報から得たチョイスになりますが、良ければ参考にしてもらえればと思います。
*ペット用の防災アイテムに関しては、飼われている動物の種類によって、必要なものや準備するものが変わってくると思うので、こちらで別に紹介させてもらっています。