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【防災グッズ】災害時に役立つパラシュートコードの紹介と柘植久慶氏との遭遇話

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某サバイバル本で勧められていた野外用グッズです。

パラシュートコードとは、もともと軍隊のパラシュート降下作戦に使われたパラシュートのコードのこと。

数百、数千メーターの上空から降下する兵士の体重と装備を支えるために、頑丈に作られたコードは、戦闘以外にも野外活動のさまざまなシーンで活躍できる汎用性を備えた優れもののアウトドアグッズの一つです。

3.5mm径のコードで250kgの荷重に耐えうるという非常に高い強度を誇るだめ、災害時の救出用品として役立つことが期待できます。

では私がこのコードと出会ったきっかけ、そして現場でどのように使用するのかといったことを次の章で説明していきましょう。

 

 

こうしてパラシュートコードと出会った!

 

初めて目にしたのは、冒頭に書いたように、某サバイバル本からです。

その某サバイバル本とは、あの知る人ぞ知る、元フランス外人部隊、元米陸軍特殊部隊員のマッチョな経歴を持つ歴戦の雄、柘植久慶氏。

氏は大学在学中にヨーロッパを旅しているとき、たまたま出会ったフランス外人部隊のリクルーターにスカウトされ、そのまま外人部隊兵として当時動乱の渦の中にあったコンゴに派遣され(アフリカ)、戦争に従事します。

その後、卒業後は商社に入り、ビジネスの経験を積んだ後、再びベトナム戦争で動乱の渦にあった当地で米陸軍特殊部隊(通称:グリーンベレー)にスカウトされて、戦闘に加わります。(グリーンベレー在籍についての真否は諸説あるようです)

数年間の戦闘経験を経て、若いころからの夢だった小説家を目指して、柘植氏は執筆活動に入ることに。

その後、自身の経験をもとにして描いた「グリーンベレーの挽歌」が注目を集め、傭兵ものの小説や、軍隊時代に得た知識を基に日常やアウトドアで活用できるハウツーものなので人気を得ます。

私が柘植氏の本と出会ったのは、親父の本棚に氏の書いた「グリーンベレー」の本が挟まっているのを見つけた高校生のとき。

たまたま手にして読んだところ、これがたまさか面白くて、「男の世界だよ!」と一気にハマってしまいました。

その後もコンスタンスに出される氏の本を読み漁るようになり、大学に入る頃にはいっぱしの「軍隊マニア」になっていましたね。

柘植本に書かれてある軍隊流トレーニングにならって体を鍛えたり、強くなるために武道の道場に入門したりしたのもこの頃でした。

在学中の1995年に阪神淡路大震災に遭い、実家が全壊するという事態に見舞われましたが、幸い家族はみな無事でした。

しかしそういった知識や経験がまったくなかった自分は「ああ、こういうときに必要なのは、体を鍛えたりすることだけじゃなくて、道具とか、それを扱う知識とかも必要なんだなあ」と防災知識の習得の必要性を痛感しました。

そんなときに出会ったのが、柘植さんの「サバイバル・バイブル」です。

それまでは氏の著書を中心に冒険小説や軍隊関連の書籍を好んで読んでいたのですが、自分が実際に被災したことで、それまでどちらかというとスルーしていた防災本に目が向くようになっていたのでした。(上記の商品リンクは2004年の改訂バージョン)

そこには「地震、津波、火事、山や海、川での遭難、テロ」など、ありとあらゆる有事での対処法が想定されて書かれていて、そのどれもに「うむうむ」と頷いて読みふける毎日でした。

そしてその本の中で取り上げられていたのが今回紹介する「パラシュートコード」というわけなんです。

火災時での建物からの避難、山歩きでの目印としての命綱、水難事故での救助用などなど、幅広い用途で役立つ使い方を具体的に説明していました。

もちろん、この本に出会ったのが震災後のことだったため、実際の災害で役立つことはありません。

ただ今後、同様の災害に遭遇することがないとも限らないし、もしそうした事態に遭遇した場合には、落ち着いて自分や周りの人間を助けることができるような道具があれば、これほど心強いことはないでしょう。

そしてなによりも、このパラシュートコードは価格が手ごろで(1000円弱)、用途の範囲が非常に広範にわたるからというのが、購入の理由です。

ということで、前置きが長くなりましたが、次の章で実際に購入したパラシュートコードを紹介したいと思います。

 

パラシュートコードの紹介

 

某ミリタリーショップで購入したタイプです。

 

 

価格は表示のとおり、1000円するかしないかですね。

長さは「100FT」とあるので「100フィート=約30メートル」になるでしょうか。

 

 

しっかりした作りです。

 

 

非常に頑丈で、ちょっとやそっとでは傷つきそうにありません。

 

 

色合いも暗めのオリーブ色で目立ちませんし、コンパクトな大きさなので、収納にも非常に便利です。

パラシュートコードはほかにも多彩な種類のものが売られているので、想定する用途や自身の体力に合わせて購入するのがよいかと思います。

【大は小を兼ねる】という諺が示すように、とにかく大きめのものや、長めのものを揃えるのも一つの手ですね。

災害時では物が不足しても、余るということはあまりないと思うので、少々必要がない量や大きさ、長さにものを揃えておくのもサバイバル思考としてはありかなと思います。

ただ収納ということを考えれば、それに見合った場所を確保する必要があるかと。

自分はコンパクトなものを好むほうなので、持ち運べるサイズのものを常に揃えるようにしていますよ。

その意味でも、このパラシュートコードはちょうどよいサイズでした。

 

柘植久慶氏との遭遇話

 

パラシュートコードの存在を具体的に知るようになったきっかけとなるサバイバル本の著者であり、学生時代からのサバイバルの心の師匠ともいうべき柘植さんの出会ったのは、震災直後の神戸の三ノ宮でした。

より正確に言うと、阪神電車の春日野道駅(西灘駅かもしれません)で電車を待っていたところ、駅のホームの向こう側からアーミー柄の防護服のようなものを着た男性が歩いてくるのを見て、「うわ~、すごい重装備な人が来たな~」と驚いて見ていました。

連れの男性がごく普通のパーカー型のジャンパーとリュック姿だったのと対照的に、アーミールックの男性は大柄でウェスタンタイプのアーミーハットを被っていた上に、非常に目力のある人だったので、一瞬でピーンときたのです。

この被災地の状況、あの完全防備の服装、サバイバル、次の本の取材・・・これはきっと柘植さんに違いない!

二人は私の少し先のホームのラインで電車を待っていましたが、そのまま電車がきて車両に乗り込むと、私も同じ車両に乗り、少し距離を開けた所でちらちらと視線を向けていました。

しかし私の視線に気づいたのか、時々鋭い目でこちらを見返したのに気付いて「ヤバい!あの目は攻撃する目だ!」と勝手に恐れおののいておりました。

その後、三ノ宮でお二人は降りたので、私も後を追ってホームに出て、少し距離を開けてついていき、目でお二人を追いながら、近くにあった公衆電話で友人に電話をかけ「おい!柘植さんかもしれん!」と興奮した声で伝えました。

すると私の柘植さん好きを知っていた友人は、けしかけるように「よし!そのまま話しかけるんだ!」と言ってきましたが、私は「いや、それはやばい!すでにあの目は俺を殺る目だ!」などと言って抵抗。今思えばアホな会話でしたが(笑)、そのときは結構本気だったんですね。

しかし柘植さんらしき一行の姿が階段の向こうに消えつつあったのをきっかけに、私は心を決め、「じゃあ、行ってくる!」と言って電話を切ると、そのまま後を追っていったんです。

そのまま階段を上り、やがて少し開けた場所にくると、お二人が何かを調査し始めていたのを見て近づいていき、「あのー」声をかけました。

このときの柘植さんは明らかに警戒した様子でしたが、私が「柘植久慶さんですか?」と尋ねると、私がファンであることに気づいたのか、それまでの警戒した表情をを緩められ「はい」と返事をしていただき、今回の震災の取材で神戸を訪れたことを教えてもらいました。

私が自分の現状をお話しすると(自宅が全壊したことなどを)、「それは大変でしたね」と声をかけていただき、さらにその場で直立不動の態勢で握手を差し出してもらって、「頑張ってください!」との一言をいただき、こちらも恐縮しながら握手させていただきました。(まさに軍隊式の挨拶!)

その時に持っていた手帳にサインをいただいたのと、のちに編集部あてにお送りした手紙の返信までいただいたりと、少しの間ですが、縁が触れ合った時期を過ごすことができたという、20数年前の懐かしい思い出です。

1942年生まれなので、すでに70を超えられていると思いますが、現在も著作活動と、本名の「平木啓一」氏名義でコイン関係の活動をされているということで、自分の青春時代の憧れの一人だった方が、今でもご存命で活動されているという事実に再び勇気づけられた気分です^^

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まとめ

懐かしの柘植久慶氏の思い出話とともに紹介したパラシュートコード。

救助用や脱出用以外にも、テントのロープ代わりや靴の紐の代用品、釣り糸などにも使えるので、非常に汎用性のある道具の一つです。

ナイロン製のため、先を火であぶれば、ほつれを防ぐことができるので、そうした意味でもまさにアウトドア・防災用にマッチした優れもののグッズ、ということがいえると思います。

価格も安価なので、地味ですが、ぜひとも揃えておきたい防災用品の一つに加えてもよいのではないでしょうか?

 

そして柘植さんは現在もご健在ということで、この記事をきっかけに、また氏の著作に目を通していきたいと思いますね。

 

「防災用品」カテゴリ

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